『アリータ』日本語吹替版の予告が完成!アリータにシンクロした上白石萌音が思わず涙
『タイタニック』(97)、『アバター』(09)で知られる世界的巨匠ジェームズ・キャメロンが製作・脚本を務め、彼が長年にわたり映画化を切望してきた木城ゆきと原作の伝説のSF漫画「銃夢」を映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』が2月22日(金)に日本上陸。このたび上白石萌音が主人公・アリータの声を担当した日本語吹替版の予告が到着した。
本作の舞台は“支配する者”と“支配される者”の2つの世界に分断された近未来。瓦礫の中からサイバー医師のイドによって助け出されたサイボーグの少女アリータ。彼女はふとしたことがきっかけで自分が300年前に失われたテクノロジーで作り出された“最強の兵器”だということを知る。そして逃れられない運命に直面したアリータは、自分の命の意味を見つけるための旅に出ることに。
このたび本作の日本語吹替版でアリータの声を務めた上白石は、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』(12)や、新海誠監督の『君の名は。』(16)などアニメーション作品での声優経験はあるが、ハリウッド作品の吹替え声優は初挑戦。「これまで、あまり運動ができない内向的なキャラクターを演じることが多かったのですが、アリータは強くてたくましくてカッコいい女の子なので、新しい自分を見つけてみたいなとワクワクしました」と、新たな挑戦に胸を高鳴らせたという。
収録前に原作を繰り返し読んでイメージを膨らませた上白石は「戦闘シーンのカッコよさも一つの特徴ですが、家族愛や恋を知った瑞々しさなどを学びながら、心に染み込ませて生きるアリータを見て、温かい人間ドラマなのだと感じました」とキャメロンをも魅了した原作の魅力を語り、収録後には「アリータが涙を流すと、私も同じようにボロボロと泣いてしまいました。何度やっても涙が止まらなくなってしまいました…」とアリータに共感しながら演じたことを明らかに。
その全貌が明らかになる瞬間を世界中が首を長くして待ち続けている本作。こだわり抜かれたVFXや壮大な世界観はもちろん、「戦うシーンや強気なセリフのシーンでは、いままで自分でも発したことのない声が出ました」と、新境地開拓を明らかにした上白石の魂を込めた熱演にも注目してほしい!
文/久保田 和馬