『アリータ』の映画化を実現させたジェームズ・キャメロンは、公私共に強い女性が好み!?
ジェームズ・キャメロンが製作・脚本を務め、木城ゆきとのSFコミック「銃夢」を原作に、自らの運命に立ち向かうサイボーグのヒロインの活躍を描く『アリータ:バトル・エンジェル』(2月22日公開)。これまで、革新的な映像で次々とヒット作を世に送り出してきたキャメロンだが、彼の作品に欠かせない要素として真っ先に挙げられるのは“強いヒロイン”の存在だ。
キャメロン作品のこれまでのヒロインは?
キャメロンの代表作の一つ『ターミネーター』(84)のヒロイン、サラ・コナーは、未来からやってきたアンドロイドT-800の襲撃を、同じく未来からやってきた兵士カイル・リースの助けを借りながら切り抜けて激闘を展開。1作目の10年後を描く『ターミネーター2』(91)では、自ら鍛え上げて戦士となり、液体金属の体を持つアンドロイドT-1000に立ち向かう。また、86年の『エイリアン2』は、1作目のホラー調の作風から一転、“This Time It's War (今度は戦争だ)”のキャッチコピーを地でいくSFアクションに。シガニー・ウィーバー演じる主人公のリプリーも、自ら武装し率先してエイリアンとの総力戦に打って出る“闘うヒロイン”だった。
09年のSF超大作『アバター』でも、元兵士のジェイクの強力なパートナーとなるのが、衛星パンドラの先住民ナヴィ族のネイティリ。狩猟部族・オマティカヤ族の族長の娘であり、力強い戦士として壮大な戦いに身を投じていく。
『アリータ』のヒロインはどんな女性?
『アリータ:バトル・エンジェル』の主人公アリータはサイボーグの少女。これまでキャメロンが描いてきたヒロインたちが、ストーリーの中で強さを身につけていくのに対して、アリータは生まれながらに強さを身につけた最強の戦士で、 “心”を持つまでの過程が物語の大きな要素となる、新たなヒロイン像を描いている。
あの人とも結婚…キャメロンは職場恋愛が多い!?
そんな主体性を持った強いヒロイン像を描き続けてきたキャメロンだが、プライベートでも自立した強い女性がお好みのよう。高校の同級生だった最初の妻と離婚後に85年に『ターミネーター』で共に脚本を手がけたゲイル・アン・ハードと結婚。1989年に離婚したが、彼女の方は『ウォーキング・デッド』で製作総指揮を務めるなど、現在も映画プロデューサーとしてバリバリ活躍中。
さらに、3人目の妻として、のちにアカデミー賞監督賞を獲得するキャスリン・ビグローと89年に結婚(こちらは91年に離婚)。アクションやSFといったジャンルを得意し、ジェイミー・リー・カーティスが殺人鬼に立ち向かう新米警官を演じた『ブルー・スチール』(90)や、オサマ・ビンラディンの暗殺に挑むCIAの分析官が主人公の『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)など、強いヒロインが主人公の作品を手がけているという点ではキャメロンと似ている部分も多い。
現在の奥さまは『タイタニック』に出演の女優
さらに、『ターミネーター』シリーズでヒロインを演じたリンダ・ハミルトンとも97年に結婚。彼女とは99年に離婚し、2000年に『タイタニック』の出演者だったスージー・エイミスと結婚し、現在に至っている。どうやら、強い女性が好みでも実際はあまり我が強い人とはうまくいかない模様。だからこそ映画の中では強いヒロインを追い求めてしまうのかも?
文/トライワークス
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