艶やか着物姿の土屋太鳳、来日ゲストを英語で歓迎!『バンブルビー』ジャパンプレミアが開催
全世界で大ヒットを記録した「トランスフォーマー」シリーズの“はじまりの物語”を描き出し、シリーズ最高傑作との呼び声も高い『バンブルビー』(3月22日公開)のジャパンプレミアが12日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。来日中のヘイリー・スタインフェルドとトラヴィス・ナイト監督、プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、そして日本語吹替え版で声優を務めた土屋太鳳と志尊淳が登場した。
本作の舞台はシリーズ1作目『トランスフォーマー』(07)から遡ること20年前、1987年のサンフランシスコ郊外を舞台に、孤独な少女チャーリーと記憶と声を失った地球外生命体との間に芽生える友情を描き出す。第89回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(16)のナイト監督が初めて実写映画を手がけることでも大きな注目を集めている作品だ。
バンブルビーのイメージカラーに合わせた“イエローカーペット”に姿を見せた5人は、彼らの登場を待ちわびていた大勢のファンと1時間以上にわたりふれ合い、その後ファンスクリーニング開始を前に舞台挨拶に登壇。『トゥルー・グリット』(10)で14歳にしてアカデミー賞にノミネートされた経験を持つヘイリーは、同作以来となる映画プロモーションでの来日に「大切な映画と一緒にトランスフォーマーが生まれた日本に来られたことを嬉しく思います」と笑顔でコメント。
また、日本から影響を受けた作品を作りつづけてきたナイト監督は「初来日した8歳の時、私の人生は大きく変わった」と明かし「それから2年後に私の家におもちゃという形でトランスフォーマーがやってきて、そして今日、この映画を携えてここに立っている」と感慨深げに喜びを噛みしめる。一方、ボナヴェンチュラもこれまでのシリーズを支えてくれた日本のファンに深い感謝を述べると「これまでの作品で日本へのオマージュをしてこなかったので、次の作品があれば東京を爆破して、みなさんに心からの感謝を伝えようと思います」と語り、会場は大喝采に包まれた。
そして3人に遅れるようにして、吹替えキャストの土屋と志尊も舞台に登壇。初めてのハリウッド映画の吹替えに「光栄です」と目を輝かせた土屋は「落ち込むこともあったけど、パワーをもらいました」と収録を振り返る。またトランスフォーマーの大ファンだという志尊は、初めての吹替え挑戦に「大好きな作品だからこそ、迷惑をかけていけないと責任を持って演じさせていただきました」と力強く語った。
さらに土屋は「せっかくヘイリーさんたちに来ていただいているので…」と前置きをすると、流暢な英語で思いのたけをスピーチ。会場から大きな拍手が贈られ「緊張しました。心臓ばくばく!」とはにかんだ表情を見せた土屋。それにはヘイリーもにこやかな笑みを浮かべながら感謝を述べると、「私は日本語でお話しできないので、次日本に来た時には頑張りたいと思います」と語った。
取材・文/久保田 和馬