海や山をバックに注目映画を先取り!?思わず遠出したくなる“アツ~い映画祭”をチェック!
“若手クリエイターの登竜門”として中野量太らヒットメーカーを輩出する「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」
海外の長編、国内の長編と、短編に分かれてコンペティション部門を設け、毎年7月に埼玉県川口市で開催されるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。昨年は98の国と地域から800を超える応募作が集まった。国内コンペでは、現在劇場公開中で満席回も相次ぐ『岬の兄妹』が優秀作品賞と観客賞をW受賞した。仕事を解雇された兄が知的障がいの妹に売春を斡旋する…というショッキングな題材ながらも、登場人物たちの愛くるしさや感情の機微を巧みに映し出した新人監督・片山慎三。過去に同映画祭で受賞経験のある白石和彌監督(『孤狼の血』)、中野量太監督(『湯を沸かすほどの熱い愛』)らの活躍に続き、片山監督の今後にも期待が寄せられている。
『岬の兄妹』は昨年より始まった「“最速・最短”全国劇場公開プロジェクト」にも選出されている。珠玉の作品を開催地・川口のみならず全国に広める取り組みとあって、今後さらなる刺激的な才能が集まることだろう。そのほか国際コンペ作品からは海外ゲストも充実。7月13日(土)の開催に向けて目下作品選定中とのことで、ラインナップ発表が待ち遠しい。
のびのび遊び放題の映画フェス!本栖湖キャンプ場に注目のインディーズ映画が集う「湖畔の映画祭」
山梨県は富士山のふもと、本栖湖そばのキャンプ場でオールナイト上映が行われる“富士 湖畔の映画祭”。大自然の中に特設スクリーンとフードブースが設置され、昼はライブを聴くもよし、夜は映画を見るもよし。食べて飲んで遊んで寝られる自由で開放的な空間が広がる。
ラインナップはインディーズ映画が中心で、昨年は『カメラを止めるな!』の上映もあって注目度が高まった。中には商業映画では決してできない先鋭的で過激な作品も…!?そんなNOルールで発想力豊かな作品を屋外のゆったりした空間で堪能した後には、上映作品のゲストたちを交えた宴が楽しめるのも大きな持ち味。今年は7月26日(金)より開催、3月15日からコンペ部門の作品募集がスタートしたばかりなので、観客としてだけでなくクリエーターとしてのスクリーンデビューも夢じゃないかも?
文/トライワークス
開催:4月18日(木)〜21日(日)
https://oimf.jp/
■第33回高崎映画祭
開催:3月23日(土)〜4月7日(日)
http://takasakifilmfes.jp/
■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019
開催:7月13日(土)~21日(日)
http://www.skipcity-dcf.jp/
■湖畔の映画祭2019
開催:7月26日(金)~28日(日)
http://kohan-filmfest.info/index.html