中谷美紀&池田エライザ、蜷川実花のNetflixオリジナルドラマに参戦決定!
●池田エライザ(百田なつめ役)
――映像作品では蜷川監督との初タッグとなる監督の印象
「10代の頃、上京したてで街に馴染めずにいた時に実花さんにお会いしました。言葉1つ1つの純度が高く、東京というカオスの中で生きる私は、実花さんの存在を正直とても眩しく感じました。会うたびに、心の深いところに寄り添って暖かく見つめてくださる監督と共に作品を作れることがとっても幸せです」
――最初に台本を読んだ感想
「地に足ついて踏ん張る人、這いつくばってでも前に進む人、動けなくなってただ過ぎていく世の中を傍観している人、振り返り嘆いている人、今を生きる全ての人に贈る物語だと思いました。この本の、強く生きたい。でもやっぱり心は痛い。人間だもん。という人間臭さがたまらなく好きです」
――まさに今のTOKYO、ニッポンを発信する作品が世界190カ国以上で配信されることへの意気込み。
「東京のカルチャーは今尚も目まぐるしく移ろい続けています。今だからこそ描ける『東京』を最高の鮮度で世界にお届けできるのではないかと思います。そしてその中で生きる人々の葛藤は、きっと国が違えど、共感していただける部分もあるのではないでしょうか」
――女優の卵というキャラクターについて
「なつめと共鳴する瞬間は心地がいいです。ただ、なつめは私ではないので、混ざってしまわぬよう、これは私?これはなつめ…?と自問自答の日々です。似た世界で生きる女の子を演じることがこんなに難しいことなのだと知って、よりやりがいが倍増 しました」
――共演の中谷美紀について
「中谷さんと初めてお会いした時に『リミが現れた』と錯覚し、圧倒的な存在になすすべを無くし身が硬直したのを覚えています!リミとの出会いをキッカケになつめの日常が猛スピードで変化していく中で、リミの思惑など知らず、ただなつめはなつめとして足掻いていく様を演じていきたいです」
――「フォローしている」憧れの女性は?
「ビリー・アイリッシュ。彼女が生み出す音楽に身を委ねたくなる瞬間があります。まだ10代の女の子。出尽くしたと言われる音楽界にジャブを打ち続け、心から音楽を愛している彼女をみていると、表現することの魅力を再確認できます」
●蜷川実花 監督
「今の東京の空気感をしっかりと捕まえられるドラマにしたいなと思っています。役の扮装をしたお二人を撮影し、これは観たことのないすごいドラマができるのではとわくわくしました。長い間あたためてきた企画なので、実現できて本当にうれしいです」
文/久保田 和馬