差別・政治・経済問題…社会派良作連発のブラピ率いる“プランB”って?

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差別・政治・経済問題…社会派良作連発のブラピ率いる“プランB”って?

政治、ドラッグ…社会の闇に切り込む最新作が立て続けに公開!

【写真を見る】社会派作品で賞レースに絡むブラピの映画会社って?(『バイス』)
【写真を見る】社会派作品で賞レースに絡むブラピの映画会社って?(『バイス』)[c]2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.

そんなプランBが得意とする社会派作品から、2作品がまもなく公開。4月5日(金)に封切られる『バイス』は、監督:アダム・マッケイ×主演:クリスチャン・ベール×製作:プランBという『マネー・ショート 華麗なる大逆転』チームが再タッグ。ブッシュ元大統領の影で暗躍し、世界を混乱に陥れたと悪名高いディック・チェイニー元副大統領の半生を暴く。アカデミー賞でも作品賞を含む8部門にノミネートされ、1部門受賞とそのクオリティはお墨付きとなっている。

また、1週遅れて公開の『ビューティフル・ボーイ』は、現在Netflixの人気ドラマ「13の理由」を手掛ける脚本家、ニック・シェフのドラッグ依存との闘いを記した回顧録を映画化。8年間に渡り13回の依存症再発のため7つの治療センターを訪れた主人公・ニックをティモシー・シャラメ、彼を支える父親を『バイス』にも出演しているスティーヴ・カレルが熱演している。

『バイス』にも出演しているスティーヴ・カレルとティモシー・シャラメが親子役で共演(『ビューティフル・ボーイ』)
『バイス』にも出演しているスティーヴ・カレルとティモシー・シャラメが親子役で共演(『ビューティフル・ボーイ』)[c] 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.

才能豊かな学生として将来を期待されていたニックが、良き息子であることに疲れ、薬に手を出し堕ちていくところから、家族のサポートと共に再生するまでを、残酷なまでにリアルに描写。ドラッグ中毒者の現実を観客に突きつけ、日本人も知るべき実情が映しだされていく。

「13の理由」を手掛ける脚本家の闘病記を映画化(『ビューティフル・ボーイ』)
「13の理由」を手掛ける脚本家の闘病記を映画化(『ビューティフル・ボーイ』)[c] 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.

すでにハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題の映画化権を獲得しており、ハリウッドのタブーとも言える部分にも果敢に切り込んでいく、ブラッド・ピット率いるプランBエンターテインメント。その動向から、今後も目が離せそうにない!

文/トライワークス

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