『カメ止め』上田慎一郎監督の最新作が始動!新たな“無名俳優”たちとタッグ
<コメント>
●上田慎一郎(監督・脚本・編集)
「今作も、出演者はオーディションで選抜した、まだ無名の俳優たち。応募者1500人の中から選抜した15人の俳優たちとともに、企画開発から、つまりゼロから一緒に創りあげてきました。『カメラを止めるな!』につづく監督作…。企画開発を始めた頃、正直想像以上のプレッシャーに襲われ、一時期大スランプに陥りました。しかし、仲間に助けられながらその暗黒期を乗り越え、なんとかクランクインまでたどり着くことができました。
今は心底、この映画を信じています。映画の内容はまだ言えないのですが、このタイトルとロゴから妄想を膨らませてお待ちください。本作も自分の“好き”や“最高”がぎっしり詰まった映画になることは間違いありません。今の自分にしか撮れないもの。このキャスト、スタッフでしか撮れないもの。二度とは掴めない“奇跡”を拾い集めて、最高の娯楽映画を創ります。お楽しみに!」
●深田誠剛(企画)
「上田監督のことを知れば知るほど、映画を作ることを運命づけられた人だと感じます。映画への深い愛情や並外れた才能、チャーミングな人柄や優れたリーダーシップは、若くしてハリウッドの救世主となったスピルバーグに近いかも知れません。まさに映画の申し子です。私たちは今まで『作家主義』と『俳優発掘』を掲げて映画を作ってきましたが、上田監督は日本映画界では珍しい、エンターテインメントに徹した作家だと思います。特に“笑い”に対するこだわりはすごい。
『カメ止め』では観客の笑い声で劇場が揺れるという体験を何十年ぶりにしましたが、そんなことのできる監督は他にいないし、『スペシャルアクターズ』もそういう映画になると信じています。また、この作品の出演者はオーディションで選ばれた無名の役者たちですが、彼らが個性豊かで素晴らしいのです。上田監督の卓越した演出で輝く彼らを観てほしいですし、この映画でスポットが当たってほしいと願っています」
文/久保田 和馬