“究極のシネマ体験”が都内初上陸!「丸の内ピカデリー ドルビーシネマ」がいよいよオープン
今年4月に埼玉県にあるMOVIXさいたまに導入され関東初上陸を果たした「Dolby Cinema(ドルビーシネマ)」が、10月4日(金)に都内で初めて有楽町の「丸の内ピカデリー」にオープン。それに先駆けて1日、関係者向けの先行内覧会が行われた。
ドルビーシネマが導入されるのは、有楽町マリオン新館5階にある、これまで「丸の内ピカデリー3」として運営してきた劇場。1987年のオープンと同時に歴史ある「丸の内松竹」の名前を引き継ぎ、その後1999年に「丸の内プラゼール」へ改称。2008年に「丸の内ピカデリー3」へとふたたび改称した同劇場が、このたび大幅改修を経て「丸の内ピカデリー ドルビーシネマ」として装いも新たに生まれ変わった。
「丸の内ピカデリー3」時代には540席あった座席はすべて高級感あふれる革張りの座席へと代わり、総座席数は255席(うち車椅子席2席)のゆったりとした空間に。また最前列にはフロントリクライニングシートが10席設置され、より映画の世界への没入感を高めてくれる。さらにスタイリッシュなデザインのロビーにはイタリア家具の最高峰カッシーナのソファー「ASPEN」が設置され、シアター入口には美しいオーディオ・ビジュアル・パスウェイ(AVP)が設置されるなど、上映前から観客を映画の世界へといざなう演出が随所に施されている。
これまでも様々な映画技術を積極的に日本に取り入れてきた、松竹株式会社の迫本淳一社長は「令和の新しい時代の最先端としてドルビーシネマがふさわしいと考え、開設する運びとなりました」と挨拶。そして「映画館は生産者である作り手と、消費者であるお客様を結びつける媒介の場としてだけではなく、ライブ感のある、インターネット上ではできない価値を生みだしている場所と考えています」と述べ「新しいことにチャレンジしてきたなかで、常にお客様に目を向けてきた。ラージフォーマットや爆音上映、応援上映といった新しい上映の仕方が流行っているなかでもドルビーシネマは映像と音響、環境の3点において究極のシネマ体験ができる」と今回の都内初上陸への期待と自信をのぞかせた。
「丸の内ピカデリー ドルビーシネマ」のオープニングを飾るのはヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した話題作『ジョーカー』(10月4日公開)。その後も『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(11月1日公開)や、『アナと雪の女王2』(11月22日公開)、『ドクター・スリープ』(11月29日公開)、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)など、話題作が目白押し。また2020年初春には「機動戦士ガンダム」劇場版三部作のリバイバルを、3月には『Fukushima 50』と日本映画の上映も予定されている。是非ともこの機会に、日本最高峰の環境で、ゆっくりと映画の世界に浸ってみてはいかがだろうか。
取材・文/久保田 和馬