柳沢慎吾、『シャイニング』の名シーンを再現した寸劇を披露「本日限定です!」
スティーヴン・キング原作のホラー映画『シャイニング』(80)の40年後を描く『ドクター・スリープ』(11月29日公開)の特別試写会イベントが、11月18日に丸の内ピカデリーのドルビーシネマで開催。『シャイニング』(93)から40年後を描く本作にちなみ、芸能生活40周年を迎えた柳沢慎吾が三輪車に乗って登場し、『シャイニング』の名シーンを再現した寸劇“ひとりシャイニング”を披露し、会場を大いに盛り上げた。
寸劇には、双子タレント、りんか&あんなも、劇中に登場する双子姉妹そっくりのコスプレをして参加し、柳沢と共演した。終わってから柳沢が「本日限定です。けっこうウケたでしょ?」とご機嫌な笑顔を見せると、MCの笠井信輔アナは笑いながら「『シャイニング』ってコメディだったんだなと」という感想を述べ、また会場で笑いが起こった。
『ドクター・スリープ』は、Netflixで配信されたキング原作の『ジェラルドのゲーム』(17)でメガホンをとったマイク・フラナガンの監督&脚本作。ユアン・マクレガーが、幼い頃の壮絶な惨劇を生き延びたダニー役を演じる。
続いて映画コメンテーターの有村昆が登場し、『ドクター・スリープ』について「40年ぶりに『シャイニング』の新作が観られることにまず感謝したい」と感激しながら、作品の仕上がりに太鼓判を押す。
柳沢は「何回か俺、悲鳴を上げました」と言うと、有村は「キューブリックとはテンポ感が違いましたね」と言ったあと「キューブリックとスティーヴン・キングがずっと仲違いしていたのは事実です。そこにマイク・フラナガンが入って、新作を(聖書ではなく)“新約聖書”にしようとしました。キューブリックを尊重しつつ、両方の言い分をまとめ上げています」と解説。
完璧主義者として知られるキューブリック監督。ジャック・ニコルソンがドアを突き破って顔を出すシーンについて、有村が「2日間かけて撮りました」と言うと、柳沢が「マジですか!僕は1回のリハーサルだけでやりました」と驚き、会場は大爆笑。
柳沢は最後に「いい夢見ろよ。あばよ」と締めくくったあとも会場に残り、最後まで会場を沸かせた。
取材・文/山崎 伸子