橋本環奈主演『シグナル100』36人の生徒が生き残りを賭けたデスゲーム<写真12点>
ヤングアニマルで連載され、その壮絶な描写に実写映画化不可能といわれた宮月新の同名コミックを橋本環奈主演で映画化した『シグナル100』が2020年1月24日(金)から公開される。担任教師により自殺催眠をかけられた36人の生徒たちの、生き残りを賭けた狂気と絶望のデスゲームが描かれる本作。突如として学校で始まった命をかけたデスゲームに、為す術もなく翻弄され壮絶な表情をみせる生徒たちの姿を捉えた場面写真の数々と共に、この“超問題作”の魅力に迫っていきたい。
ある日、担任教師の手により自殺催眠をかけられた36人の生徒たち。遅刻をする、電話をかけるなど普段行っていた行為が死を招き、その催眠発動(自殺)のシグナルは全部で100。死の暗示を解く方法はクラスメイトの死のみという極限状態で生徒たちが続々と自殺に追い込まれる中、死への恐怖から人間の本性が徐々に暴かれていく…。
主人公の樫村怜奈役を橋本環奈が務め、生き残りをかけたデスゲームを繰り広げるクラスメイトには、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(18)や映画『春待つ僕ら』など話題作への出演が続く小関裕太、そして『仮面ライダーエグゼイド』(16)や映画『チア男子!!』(19)など同じく注目を浴びる瀬戸利樹。また、乃木坂46の元メンバーで映画『ヲタクに恋は難しい』(2020年2月7日公開)への出演も控える若月佑美、さらに映画やドラマ、バラエティと幅広い活躍をみせる恒松祐里など、多くの若手人気俳優たちが勢ぞろい。学園ものならではのフレッシュなエネルギーを放ちつつも、極限状態の中、様々な表情で恐怖におののく姿をリアルに体現している。
そして自殺催眠によるデスゲームの首謀者である担任教師の下部を演じるのは、その鬼気迫る演技がハマり役となっている中村獅童。まるで下部の手のひらの上で転がされているかのように、生徒たちは否応なく始められた最狂最悪のデスゲームによって翻弄され、次第に本性を露わにしていく…。
場面写真では、下部に真っ向から対峙する橋本演じる樫村怜奈やクラスメイトたち、そして次から次へと起こる自殺の連鎖により惨劇の現場となってしまった教室で、みんなが呆然と立ち尽くす様子などが切り取られている。
また、小関裕太演じる榊蒼汰が倒れた仲間を抱えて悲しみのあまりに激しく叫ぶシーンや、密かに思いを寄せる樫村の危機に榊が身をもってかばおうとする場面なども映し出され、窮地に立たされてもなお優しく仲間想いな姿を確認することができる。一方、クラスメイトからは一歩距離を置いている和田隼(瀬戸利樹)は、怪しげなビンを手に不遜な笑みを浮かべており、彼のクールでミステリアスな一面が、生き残りをかけたデスゲームにどんな影響を与えていくのかも注目だ。
さらに、橋本とは人気ドラマ「今日から俺は!!」(18)でスケバンコンビを演じて以来の再共演となる若月佑美演じる樫村の親友の小泉はるかや、電動ドリルを頭に突きつけ衝撃的な姿を見せる羽柴健太(中田圭祐)、恐怖に駆られて顔をゆがめる園田樹里(山田愛奈)の姿も映しだされ、描かれるデスゲームの壮絶さを物語る。
また、全部で100ある自殺催眠発動のシグナルのうちのひとつ“スマホを使う”のトリガーとなるスマホを手に慌てふためいた表情の山本英司(栗原類)、裏切り者の存在により疑心暗鬼に陥った箕輪紀子(恒松祐里)など、死と隣り合わせの極限状態のサバイバルにより狂わされていくクラスメイトたちの姿も。
自らの命を守ることに徹する者、死と隣り合わせの状況下でも仲間の命を守ろうとする者、それぞれの思惑がどのようにストーリーに影響を与えていくのか?命をかけた壮絶なバトルロイヤルの結末が大いに気になる!
文/富塚 沙羅