天海祐希、19年ぶり単独主演映画『老後の資金がありません!』が公開決定
<スタッフ&キャストコメント>
●天海祐希(後藤篤子役)
「このお話をいただいたあと、“老後の資金”が何千万ないといけないなどとニュースになりまして、とてもタイムリーな作品だと思いました。原作も、クスクス笑い、考えさせられながら拝読しました。きっと、どなたでも共感できる作品なのではないでしょうか。誰もが老いていく中、“老後の資金”を切実な問題として抱える主婦とその家族を中心に、とても深刻ではあるけれどちょっと笑える素敵な作品になるのでは?と思います。ぜひ、この作品を観て老後の問題を先に知っていただいて、ご自分の人生を考えつつ、将来に備えていただけたらいいなぁと。前田監督をはじめ、素晴らしいスタッフ、キャストと、観てくださるみなさまに楽しんでいただけるよう撮影中です。きっと、クスクス笑いながらもみなさまの毎日に役立つ作品になると思っています。ぜひ、楽しみにしていただけたら嬉しいです」
●前田哲監督
・映画について
「タイトルに惹かれてしょうがない。誰もが気になり、避けては通れない“老後”のこと。そして、強烈なキャラクターが勢ぞろいした濃いキャスト。映画として面白くならないわけがない。だからこそ、悩ましい。もしつまらなければ、監督のせいである。嬉しい悲鳴をあげながら、撮影している。“ああ、映画をどうすればいいのか?”と、同時に、“ああ、老後をどうすればいいのか?”大きな問題が2つも迫っている。その答えは、映画のなかにある!?この映画は、人生に明るさと元気と、幸せをもたらす物語であります」
・天海祐希へのコメント
「天海祐希さんはジョーカー!どんな設定であろうが、いかなる状況だろうが、ベストに遂行され、アクシデントさえも取り込んでしまう、その多様性と万能さは、オールマイティなトランプのジョーカー以上の活躍である」
●垣谷美雨(原作者)
「節約を重ねてコツコツ貯めてきたのに、見栄を張ったばかりに一瞬で使ってしまった。それ以来、老後の不安が胸の奥にどっしり居座っていて、ふとした拍子に泣きだしたくなる…。『老後の資金がありません』は、お金の使い方に生き方そのものが表れるという思いから書いた小説です。今回の映画は、原作を超えてさらに広がりを見せてくれます。あの小説がどんなふうに表現されるのだろう、映画には小説とは異なる感動と面白さがある。そう思うと、原作者としてもワクワクしてきます」
●平野隆(企画・プロデュース)
「本作は深刻な作品ではありませんが、真剣な作品ではあります。天海祐希さんとは以前『チア☆ダン 〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』という映画でご一緒させていただきましたが、真剣なお芝居の間から垣間見えるちょっとした表情から大いに笑わせていただきました。チャールズ・チャップリンがコメディという手法で社会風刺したように、天海さんには最強のコメディエンヌとして現代日本最大の問題に挑戦していただきたいと思いオファーさせていただきました」
●岡田有正(プロデューサー)
「『老後の資金がありません』というインパクトのあるタイトルに惹かれて原作を読んだのは、老後の資金が2000万円必要だと世間が騒がしくなる前の2018年のことでした。家計の出費が重なり、貯金が目減りしてお金に悩む主婦の話なのですが、誰もが直面するであろう家族に纏わる問題が詰まっていて、一見シリアスになりそうな話なのに魅力溢れる登場人物によってユーモアたっぷりに描かれていました。すぐにこれは大人が見られるコメディ映画にするべきだと思い原作の権利をお預かりさせていただきました。主人公は真っ先に天海祐希さんを思い浮かべました。日本を代表する国民的スターの天海祐希さんなら、ごく普通の主婦に扮し、お金に悩まされ立ち向かって行く姿を、美しくコミカルに体現できると思ったからです。天海祐希さんから快諾いただき、そこから一気に企画が動きはじめ、前田哲監督、脚本の斉藤ひろしさん、素晴らしいスタッフのみなさま、想像を超えるオールスターキャストのみなさまに集結していただきました。いまから映画の完成が楽しみで仕方ありません。将来の不安を和らげ、笑えて泣けてためになる大変お得な映画になります。まさにいま現在起きている老後資金の大問題に直面する、これまで見たことのない天海祐希さんの主婦の奮闘に期待してください」
文/編集部