二宮和也が写真家に!妻夫木聡共演の『浅田家!』公開日決定&場面写真到着
『母と暮せば』(15)で第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど俳優としても活躍する嵐の二宮和也と、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)でその年の映画賞を総なめにした中野量太監督がタッグを組んだ『浅田家!』が2020年10月2日(金)に公開されることが決定。このたび、場面写真が到着した。
本作は、写真家の浅田政志が“家族でやってみたいこと”をテーマに、父、母、兄、自分の4人家族がバンドマンや消防士、ラーメン屋など様々な職業のコスプレに身を包んだ様子を収めた写真集「浅田家」と、同じく浅田が東日本大震災の津波で泥だらけになってしまった大量のアルバムや写真の救済現場に約2年間密着した写真集「アルバムのチカラ」を原作に、オリジナル要素を加えながら、政志が家族写真を撮ることに向き合い成長する姿が描かれる。
父と母、そして兄の幸宏という4人家族の次男として育ち、幼いころから写真を撮ることが好きだった浅田政志は、写真専門学校の卒業制作で学校長賞を取るなど優秀な成績を収めるが、卒業後は地元に戻り、定職にも就かずパチスロ三昧。3年が過ぎ、もう一度写真と向き合うため政志は「家族」を被写体に選び写真制作をはじめることにする。家族それぞれが“なりたかった自分”をテーマに様々な職業のコスプレに身を包んだ家族写真を撮影し、それ集めた個展を開催したところ、出版社が写真を気に入り写真集として出版することになる。出版した写真集の「浅田家」は、第34回木村伊兵衛写真賞を受賞するなど話題となり、全国の家族写真の撮影も引き受けるようになるなど、プロの写真家として順調に歩みはじめた政志だったが、その家族ならではの家族写真を撮影していくうちに、“写真ってなんだろう”“家族写真を撮ることってなんだろう”と疑問がわきはじめ、政志は写真が撮れなくなってしまう。そんななか、東日本大震災が起こり…。
主演を務めるのは、『硫黄島からの手紙』(06)でハリウッドデビューを果たし、『検察側の罪人』(18)で第43回報知映画賞助演男優賞と第42回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した、嵐の二宮和也。『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』(17)以来、3年ぶりの主演作となる二宮は無鉄砲で自由奔放だが気の置けない人間味溢れるキャラクターの政志を演じる。
また、共演には『悪人』(10)で第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞し、『怒り』(16)で第40回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した妻夫木聡。確かな演技力を誇る実力派俳優の妻夫木は、やんちゃな政志をあたたかく見守り、政志のコスプレ家族写真の依頼にもいやいやながら付き合う心優しい兄の幸宏を演じる。
到着した場面写真では、二宮演じる政志が優しく温かな眼差しで被写体を見つめる様子を収めたものとなっており、笑顔でカメラを構える姿に愛情が伝わる印象的な場面写真となっている。
はたして、日本を代表する実力派俳優の二宮と妻夫木は人間ドラマを得意とする中野監督のもと、どんな掛け合いをみせるのか。笑いと涙が溢れる本作の続報を心待ちにしたい!
文/編集部