スパイダーマンの宿敵を描いた新たなユニバースが始動!『モービウス』予告映像をチェック
マーベル・コミックでスパイダーマンの宿敵として知られる“モービウス”が主人公となる、『スパイダーマン:ホームカミング』(17)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)、『ヴェノム』(18)に続くマーベル作品最新作『モービウス』(原題『Morbius』)が、今年2020年に公開されることが決定し、予告映像が解禁となっている。
幼いころから治療の術がない血液の難病を患っている、天才的な頭脳を持つドクターのマイケル・モービウス。ノーベル賞という名誉も手にし、ドクターとして多くの命を救いながらも自身の病を治す方法だけを見つけられずにいた。忌々しい血液が彼の命を蝕んでいくなか、モービウスはコウモリの血清を使い自らの人体実験に手を染めていくが、その代償が彼に襲いかかる…。米コミックス倫理委員会はコミックにおけるヴァンパイアの登場を長らく規制していたが、1971年にマーベル・コミックが出版した「アメイジング・スパイダーマン」で初めてモービウスが登場。待望の映画化となる本作では、『ダラス・バイヤーズクラブ』(14)でアカデミー賞助演男優賞を受賞したジャレッド・レトがモービウスを演じる。
このたび解禁された予告映像では、マーベル史上最も哀しき血を持つ男“モービウス”の成す術のない病に対する苦悩する姿が描かれ、やがて禁じ手を使った彼の変貌していく様子や、その能力を垣間見ることができる。また、“MURDERER(人殺し)”と描かれたスパイダーマンの壁紙も映しだされ、予告編の最後にはマイケル・キートン演じる謎の人物が登場。『スパイダーマン:ホームカミング』(17)でキートンが演じた悪役バルチャーとは同一人物なのか?モービウスとの関係が気になるところ。
本作は『ライフ』(17)のダニエル・エスピノーサ監督がメガホンをとり、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(15)のマット・スミス、『6 アンダーグラウンド』(19)のアドリア・アルホナ、『コードネーム U.N.C.L.E.』(15)のジャレッド・ハリスらが出演者に名を連ねる。新たなユニバース始動となる本作、果たしてどんなストーリーが展開されるのか?全世界の注目が集まるなか、続報を待ちたい!
文/富塚 沙羅