桜木紫乃原作の直木賞受賞作「ホテルローヤル」が「全裸監督」武正晴監督で映画化決定!
第149回直木賞を受賞し、累計発行部数85万部(電子書籍を含む)を超える桜木紫乃のベストセラー「ホテルローヤル」が実写映画化、2020年冬に公開されることが決定した。
原作は、北海道の湿原に立つラブホテルを舞台にその場所を訪れる男女の切なく瑞々しい人生模様を、時間が現在から過去へと逆行するなかで描いた連作小説。スクリーンでは、ホテルの一人娘である雅代を主人公に、問題を抱える経営者家族と従業員、非日常を求めホテルの扉をひらく男女の悲喜こもごもが繊細に綴られる。
メガホンを取るのは、『百円の恋』(14)で日本アカデミー賞、ブルーリボン賞などを受賞、近作では『銃』(18)、、『嘘八百 京町ロワイヤル』(20)などで知られ、Netflixで配信中の話題作「全裸監督」で総監督を務めた武正晴監督。脚本は4月よりスタートした連続テレビ小説「エール」を手掛ける清水友佳子が担当する。
映画化に向けて武監督は「映画化の話から5年、ようやく完成しホッとしている。北海道の土地のおかげで、唯一無二の映画が創れた」と感謝の意を述べ、原作者の桜木も「『ホテルローヤル』はあの日あの場所にいたかもしれない経営者やホテルに集う“家族”の物語となっていた」と語り、「エンドロールで泣いてしまい悔しかった」と感動を明かした。
気になる主要キャストは後日発表予定。実力派の監督と脚本を迎え、珠玉の人生ドラマがどのようにスクリーンに描きだされるのか期待して待ちたい。
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