
村上虹郎
西川トオル
芥川賞作家・中村文則のデビュー作を若手実力派の村上虹郎主演で映画化したサスペンス。ある日、銃を拾ったことから、運命を狂わせていく大学生の姿を描く。『百円の恋』の武正晴監督が、モノクロの映像(一部カラー)で原作の独特な世界観を壊すことなく映像化。第31回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で監督賞に輝いた。
※結末の記載を含むものもあります。
大学生のトオルは雨の夜の河原で、ひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を手にし、アパートに持ち帰る。以来、銃は彼にとってかけがえのない宝物のような存在となり、精神的な変化ももたらしていく。銃をカバンに入れて持ち歩くことでさらなる高揚を求めるトオルの前にある日、ひとりの刑事が現れる。
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