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批評家が選ぶ、ゾンビ映画ランキング!ガチのホラーからコメディまで“フレッシュ”10選

コラム

批評家が選ぶ、ゾンビ映画ランキング!ガチのホラーからコメディまで“フレッシュ”10選

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【写真を見る】なみいる名作をおさえ、あの日本映画が100%フレッシュを獲得!『カメラを止めるな!』 Blu-ray&DVD 発売中 発売元:バップ [c] ENBU ゼミナール

ゾンビという存在は得てして“ロッテン(腐った)”なものであるが、映画になればたちまち“フレッシュ”になるようだ。ゾンビ映画史に燦然と輝く名作をおさえ、しかも見事に100%フレッシュを獲得したのは、なんと日本のインディペンデント映画『カメラを止めるな!』。

斬新な構成とユニークなゾンビの描き方で話題を集めた同作は、わずか2館での公開からたちまち口コミで話題が広がり353館まで上映劇場が増える社会現象に。しかも興行収入は製作費のおよそ1000倍にも及ぶ31.2億円。日本アカデミー賞はもちろん「新語・流行語大賞」にもノミネートされるなど、まさに大旋風。その勢いは海を渡り、海外でもこれだけの高評価を獲得しているのだ。

韓国発の『新感染 ファイナル・エクスプレス』も94%フレッシュの高評価!
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そんな『カメ止め』に次ぐ高スコアを叩きだしたのもアジア発の作品。韓国映画『新感染/ファイナル・エクスプレス』だ。もともとゾンビは呪術などで墓からよみがえってくることが定説であったが、噛まれるとゾンビになるという設定が派生してか、近年はウイルスなどによって“感染”するタイプのゾンビ映画が増加。それによって土葬文化のない国でもゾンビ映画が作られるようになり、ゾンビのグローバル化につながったわけだ。

この『新感染』も未知のウイルスの感染によって次々と人々がゾンビと化す様を、ソウルから釜山へと向かう高速鉄道KTXという密室空間のなかで緊迫感たっぷりに描かれる。ゾンビ映画として観ても、鉄道映画として観ても見事な作品であると同時に、ゾンビ映画に欠かすことができない必死で人間でありつづけようとする者たちのドラマに涙すること間違いなしだ。ちなみに、序盤で登場する感染者の女性を演じているのは『新聞記者』(19)で第43回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いたシム・ウンギョン。

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いつ来るかわからない緊急事態をどう乗り切るか…?そのヒントが隠れているかも『飢えた侵略者』はNetflixにて独占配信中

ほかにもジョージ・A・ロメロ監督が手掛けた定番中の定番『ゾンビ』やスチュアート・ゴードン監督の『ZOMBIO』、シリーズ化もされた『バタリアン』など往年の人気作がずらり。

さらにコメディ色の強い『ゾンビランド』やアニメーション作品『パラノーマン』、そしてNetflixオリジナル映画の『カーゴ』と『飢えた侵略者』と、ジャンルもメディアもまたいでゾンビ映画の勢いは日増しに拡大をつづけている。次の新たな傑作の襲来に備えバラエティに富んだゾンビ映画の傑作たちを味わい、現実世界でいつ起こるかわからない緊急事態を乗りきる参考にしてみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬

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