蒔田彩珠、坂本真綾、入野自由が集結!“島根・出雲”が舞台の『神在月のこども』2021年に公開決定
日本の魅力を世界に届けるべく制作される劇場用オリジナルアニメーション『神在月のこども』が2021年に公開されることが決定。このたび、本作に出演する主要キャスト陣が発表され、あわせてティザービジュアルが到着した。
本作は、日本各地で“神無月(かんなづき)”と呼ばれる10月が出雲では“神在月(かみありつき)”と呼ばれる由縁、および全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議“神議り(かみはかり)”を行うという伝説を題材に、人々と神々、各地と出雲、そしてこの島国の根にある“ご縁”という価値観を描いていく。
母を亡くしたために大好きだった“走ること”と向き合えなくなってしまったカンナだったが、神使のうさぎであるシロと⻤の少年である夜叉のいざないにより、“島国の根”と書く神話の地「島根・出雲」までの旅にでることとなる。人々と神々の境界をまたぎ、出雲へ走る少女の旅がはじまる…。
主人公のカンナ役を務めるのは、『三度目の殺人』(17)や『万引き家族』(18)など多くの是枝裕和監督作品に出演し、初主演を務めた『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(17)で第43回報知映画賞新人賞を受賞した蒔田彩珠。
蒔田は本作の出演に対し「カンナが神様や仲間たちと出会い、悲しみを乗り越え成長していく様子は、観る人に勇気を与えてくれます。その時々の心の揺れ動きを伝えられるよう、心を込めて演じたいと思います」とコメントしている。さらに、シロ役として『攻殻機動隊 新劇場版』(15)で草薙素子役を務めた坂本真綾。そして、夜叉役を『映画 聲の形』(16)で石田将也役を務めた入野自由が演じるなど人気声優陣が集結し蒔田の脇を固める。
また、『かぐや姫の物語』(13)や『海獣の子供』(19)にスタッフとして参加した白井孝奈が本作で初監督を務めるほか、『彼女と彼女の猫 -Everything Flows-』(16)で監督を務めた坂本一也がクリエーション監督に就任。『海がきこえる』(93)の望月智充が絵コンテを担当し、『プロメア』(19)の垣田由紀子が色彩設計を務め、『未来のミライ』(18)の髙津純平が撮影監督を、『HELLO WORLD』(19)の岩浪美和が音響監督を担当するなど、実力派スタッフ人が名を連ねる。
はたして豪華キャスト陣とスタッフは、日本の魅力を世界へと伝えるため、どのようなアニメーション作品を生みだすのか。今後の情報とともに本作の公開を心待ちにしたい!