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ティモシー・シャラメ主演『DUNE』、いまわかっていること総まとめ!新たなSF映画の重要なクロニクルとなるか?

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ティモシー・シャラメ主演『DUNE』、いまわかっていること総まとめ!新たなSF映画の重要なクロニクルとなるか?

21世紀の鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴはどのように立ち向かう?

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が“映像化不可能”の原作に挑む!
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が“映像化不可能”の原作に挑む!画像はVanityfair(@vanityfair)公式Instagramのスクリーンショット

それ以降もテレビのミニシリーズとして映像化されたが、この原作が歩んだ紆余曲折の道のりを並べるだけでもかなりの困難が待ち構える作品であるとわかるだろう。そうした“呪われた”作品に果敢に挑むヴィルヌーヴ監督。

カナダで90年代からインディペンデント作品の旗手として注目されてきた彼は、衝撃のドラマで世界中を驚愕させた『灼熱の魂』(10)でアカデミー賞外国語映画賞にノミネート。その後ハリウッドに渡り、まったく毛色の異なる3つのサスペンス映画を手掛けると、『メッセージ』『ブレードランナー2049』(17)のSF2作品で一気にトップクラスの監督へと名乗りをあげた。

そんなヴィルヌーヴが、本作の映画化にあたり絶対に譲れなかった条件というのは「二部作」にすることだったという。ヴィルヌーヴは「この世界はとても複雑で、ディテールにこそその力は宿っている。一本の作品にするという条件だったら引き受けてはいないだろう」と語っている。昨年暮れの時点で、すでに続編の企画が動きはじめているとも報じられており、さらに「HBO Max」で配信予定のスピンオフドラマ「Dune: The Sisterhood」も進行中。ヴィルヌーヴは続編のメガホンはもちろん、スピンオフのパイロット版でメガホンをとり、製作総指揮も兼任することが明らかになっている。

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全米では12月18日(金)に公開予定!続報に注目したい画像はジョシュ・ブローリン(@joshbrolin)公式Instagramのスクリーンショット

原作小説は第1作「砂の惑星」からはじまり全6作のシリーズ化がされているだけに、この一連の映像化プロジェクトも、今後いくつもの作品が重ねられていくことになる可能性が。そうなれば「スター・ウォーズ」などに続く新たなSF映画の重要なクロニクルとして、21世紀の映画史に名を残す作品になるのかもしれない。

文/久保田 和馬

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