悪の魅力を漂わせるデンゼル・ワシントンが格好良すぎる!
1989年の『グローリー』で第62回アカデミー助演男優賞を受賞、『マルコムX』(92)では第65回アカデミー主演男優賞にノミネートされ、以降もアカデミー賞の常連俳優としておなじみのデンゼル・ワシントン。近年も『アメリカン・ギャングスター』(07)や、『アンストッパブル』(10)など映画ファンをうならせる良作に出演し続け、映画関係者にも「デンゼル作品に外れなし!」と言わしめるほどの信頼を得て、ハリウッドで独自の地位を築いている。
そんな彼の主演最新作『デンジャラス・ラン』が9月7日(金)に公開される。今回、彼が演じるのは36ヶ国で指名手配を受ける犯罪者にして、元CIA最強のエージェントとして怖れられたトビン。ある日、トビンは南アフリカにあるCIAのアジトに連行され、身柄を拘束されるが、突如、何者かによってアジトを襲撃されてしまう。アジトの責任者である新米エージェントのマットは、敵から逃れるためトビンを連れて脱出を試みる。
これまで様々な役柄に挑んできたデンゼル・ワシントン。第74回アカデミー主演男優賞を獲得した『トレーニング・デイ』(01)で演じた汚職警官を超えるようなダークヒーローぶりは圧巻だ。鬼気迫る演技は、さすがデンゼルと言うほかない。共に逃亡する新人エージェントの心を操っていくダーティなキャラクターを体現できるのは、彼の演技力があってこそだろう。
名優たちの名演はもちろん、大迫力のカーチェイスやアクションに、手に汗握るスリリングな展開と満足度も見応えもたっぷりの本作。ハリウッドでもっとも信頼できるいぶし銀の男デンゼル・ワシントンの雄姿をスクリーンで堪能しよう。【トライワークス】
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