竹内結子、阿部寛らが目下の悩みを激白!?
竹内結子、阿部寛共演の大ヒット映画『チーム・バチスタの栄光』(08)に続いて、第2弾『ジェネラル・ルージュの凱旋』がいよいよ3/7(土)公開となる。
本作は、竹内結子扮する心療内科の女医・田口公子と、阿部寛扮する厚労省の白鳥圭輔の凸凹コンビが、病院内の事件を内部調査をしていくという、海堂尊の医療ミステリー小説の映画化作品だ。今回は、医療メーカーの癒着問題を追っていく。
劇中で、竹内扮する田口の心療内科は、患者の愚痴ばかり聞いていることから“愚痴外来”と言われている。そこで、竹内結子、阿部寛ら主要キャストや中村義洋監督による完成披露舞台挨拶では、それぞれが抱えるグチを語ってくれた。
まずは竹内から。「いつも思うことですが、私には趣味がない。仕事以外で熱中できる趣味を見つけたほうがいいと思いますが、どうしたらいいのでしょうか」
お次は阿部寛がこんな悩みを告白。「20年間俳優をやってるけど、滑舌が悪いです。それなのにこういう役(白鳥役)をやると、早口言葉のような台詞がたくさん出てくるんです」
続いてタイトルの“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”に扮する堺のグチとは?「今回、いちばん最初にアップになる俳優が、医療指導に来てくれた先生なんですが、その人の演技がものすごくよくて。俺、いったい何やってたんだろうと……」と言うと、中村義洋監督が「いや、堺くんもうまいよ!」とフォロー。
また、ねちっこい精神神経科準教授の沼田利博役の高嶋政伸は「異常にトイレが近いんです。撮影中もやたらトイレに行ったりするのでどうしたらいいかなと」とつぶやき、笑いをとっていた。
そんなゆるい舞台挨拶の最後は、阿部と竹内がビシッとしめる。
阿部「普通、2作目というと前作を超えられなかったりするのですが、今回は前作とは違う良さがあります。骨太で、ひとりひとりを見ても面白い!」
竹内「救命救急の現状を切に表してます。これってなんでだろう?と思ってくれたら、それでいいかなと思っています」
田口・白鳥コンビの医療小説のなかでも最高傑作と呼び声の高い「ジェネラル・ルージュの凱旋」。リアリティと緊迫感溢れるドラマ、そしてタイムリーな医療問題が、観る者の心に突き刺さる! この春、必見の1本としておすすめする!【MovieWalker/山崎伸子】