ポール・マッカートニー、プッシー・ライオット釈放をロシア当局に直訴!

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ポール・マッカートニー、プッシー・ライオット釈放をロシア当局に直訴!

2012年2月にモスクワの教会でプーチン大統領を批判するパフォーマンスを行い、騒乱罪で禁固2年の実刑判決を受けたロシアの女性パンクバンド、プッシー・ライオットのメンバー2人の釈放を求め、ポール・マッカートニーがロシア当局に直訴の手紙を送った。

禁固されているメンバーの一人、ナジェージダは4月に仮釈放申請を却下されており、もう一人のメンバーのマリアは仮釈放審理への出席を禁じられたため、刑務所でハンガーストライキを始めており、ポールはそのことに心を痛めているらしい。

インディペンデント紙やミラー紙など、複数の英国の新聞が伝えるところによれば、マリアの釈放を求めるポールの手紙には、「個人的に、これ以上彼女を監禁することは、マリア本人だけでなく、今回の状況そのものに大きなダメージを残すことになると考えます。言うまでもなく、この状況は世界全体が見ているのですから。ロシアの人々(その多くは私の友人です)は、公平を重んじる伝統で有名です。その素晴らしい精神で、あなた方がこの願いを受け入れてくだされば、それは今回の件を追っている全ての人々に、非常にポジティブなメッセージを送ることになるでしょう」と記されている。

また、ポールは、ナジェージダの釈放を求める手紙も送っており、そちらには「自分は、ロシアの人々とは長年にわたって交流してきました。このことを念頭に置き、多くのロシアの知人たちとの友愛の精神で、以下のお願いをしたいと思います。自分のロシアの知人たちは、僕と同様に、全ての人間を思いやりと優しさをもって扱うことの重要性を信じる人々ですから」と書かれている。

プッシー・ライオットのメンバーの釈放を求めている著名人には、ポールの他にも、マドンナやスティング、オノ・ヨーコらがいる。【UK在住/ブレイディみかこ】

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