第86回アカデミー賞ノミネート予測第1弾<主演男優賞編>|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
第86回アカデミー賞ノミネート予測第1弾<主演男優賞編>

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第86回アカデミー賞ノミネート予測第1弾<主演男優賞編>

2014年1月16日に行われる第86回アカデミー賞ノミネート発表を前に、indiewire.com、goldderby.comなど業界関係者の分析による、カテゴリー別に業界予測をまとめてみた。

5席を争う今年の主演男優賞は、まず“77歳の闘い”に注目。第66回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した77歳のブルース・ダーン(『Nebraska』)は、1978年の『帰郷』で助演男優賞にノミネートされた以外にノミネートすらなく、オスカー無冠のベテラン俳優だ。また、『All is Lost』で一人芝居を演じきった77歳のロバート・レッドフォードも、俳優としては『スティング』(73)以来約40年ぶりのノミネートが期待できそうで、今年は特にこのふたりの動向に注目が集まっている。

他には、3度目のオスカーを狙うトム・ハンクス(『キャプテン・フィリップス』)が久々のノミネートを果たすことが予想されているほか、圧巻の演技を見せつけた『12 Years a Slave』のキウェテル・イジョフォー、18キロ減という過激なダイエットでHIV患者を演じた『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒーは、昨年『マジック・マイク』(12)でノミネートから外れて辛酸をなめながらも、「来年のノミネートまで待つしかない」と言われていた通り、今年の最有力候補の一人として名を連ねている。

ちなみにマシューは、同作を演じるにあたって、『フィラデルフィア』(93)や『キャスト・アウェイ』(00)でダイエットに成功したトム・ハンクスに電話をかけてダイエット方法を伝授してもらったそうで、相談相手と同じ土俵で争うことになりそうだ。

他の有力候補者には、ホアキン・フェニックス(『HER』)、クリスチャン・ベール(『アメリカン・ハッスル』)、レオナルド・ディカプリオ(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)、フォレスト・ウィテカー(『大統領の執事の涙』)とオスカー常連の顔ぶれが揃う中、コーエン兄弟作『Inside Llewyn Davis』で主役を演じ、ギターと歌声を披露したオスカー・アイザックが今回のダークホースとしての存在感を高めている。また、イーサン・ホーク(『ビフォア・ミッドナイト』)、ヒュー・ジャックマン(『Prisoners』)、マイケル・B・ジョーダン(『Fruitvale Station』)などの名も挙がっており、混戦の様相を呈している。【NY在住/JUNKO】

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