唐沢寿明、ドラマや映画は「10本やったら、9本は外す」と告白!それでも頑張る理由とは?

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唐沢寿明、ドラマや映画は「10本やったら、9本は外す」と告白!それでも頑張る理由とは?

唐沢寿明が5年ぶりに映画主演を務めた『イン・ザ・ヒーロー』(9月6日公開)の完成披露舞台挨拶が8月11日に丸の内TOEIで開催され、唐沢をはじめ、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、日向丈、杉咲花、加藤雅也、和久井映見、武正晴監督が登壇。唐沢は「是非、本作で勇気づけられてください。人生は逆転です!」と主演したドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」を彷彿とさせるコメントで映画をアピール。会場を笑わせた。

本作の主人公は、観客に顔を知られることなく、危険なアクションに挑む“スーツアクター”の本城渉(唐沢)。25年間、辛酸を舐めてきた本城に訪れた一世一代のチャンスと、彼を取り巻く人々を描く熱い人間ドラマだ。

実際にスーツアクター経験のある唐沢だが、「稽古中はケガをしました。一生懸命頑張っても、初老だからね」と苦笑い。唐沢と寺島、加藤の3人が同い年の50歳であることも明かされたが、寺島は「同い年とは言え、唐沢さんは50代のヒーローですね。素晴らしかったですよ!」と唐沢のアクションを絶賛。「これだけ上げたからね、あとでビールをごちそうしてもらうよ!」としっかりと会場の笑いも取っていた。

人気アイドル役に扮した福士は、「スタントの方の気持ちもわかって、良い経験になりました」と充実の表情。現場では、唐沢からアドバイスをもらうことも多かったようで、「どうやって剣を振ったら良いんだろうといろいろやっていたら、『もっと腰を低くして』とひとつひとつ丁寧に教えてくださった。映画とリアルと同じ関係ができた」と唐沢に感謝しきりだった。

その後、夢を追い続ける人を応援する映画の内容にちなんで、“頑張る人”に向けてメッセージを送ることになった。唐沢は「テレビドラマや映画は10本やって、だいたい9本は外します」と驚きの告白。会場もどよめいたが、「そこで、いろんなところから文句を言われます。でも、ひとつ当たるかも、良いことがあるかもしれないと信じて頑張っているんです。いずれ、良いことがあると思って生きていないと人間ダメになる」と語りかけた。続けて「良いこと言っちゃったな」と照れ笑いを見せると、会場からも大きな拍手。大いに盛り上がった舞台挨拶となった。【取材・文/成田おり枝】

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