アカデミー賞、豪華女優陣のファッションをチェック！

『バードマン　あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(4月10日公開)と『グランド・ブダペスト・ホテル』(公開中)が最多4部門を受賞した第87回アカデミー賞授賞式。今年もレッドカーペットでは、豪華女優陣がきらびやかなドレスやジュエリーで、美の競演を繰り広げた。

『ゴーン・ガール』(14)のロザムンド・パイク、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(公開中)のダコタ・ジョンソン。体当たり演技が話題となった2人がそれぞれ、ジバンシィ、サンローランの真っ赤なドレスでレッドカーペットを堂々と闊歩。カーペットでも見事な存在感を見せつけて歓声を浴びた。

そんな中、ぐんと注目を集めていたのは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で助演女優賞にノミネートされていたエマ・ストーン。スパンコールが輝くライムカラーのガウンドレスは、エリ・サーブのもの。背中を大胆に見せ、大きく開いたスリットで美脚も披露。

スリットを持ち上げた際に、下着が見えてしまうハプニングに見舞われたが、ジェニファー・アニストンとがっしりハグしてフォトセッションに応じるなど、大いにレッドカーペットを盛り上げていた。

見事、主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーアは、シャネルのタイトドレスで登場。胸元、腰、足元に施されたフラワーモチーフが華やかな印象をプラス。可憐なドレスが受賞の晴れやかな笑顔を彩った。

エレガントなドレスで観客の目を奪ったのは、ジェニファー・ロペスとキーラ・ナイトレイ。エリ・サーブのヌーディカラーのドレスがジェニファーの肌と素晴らしいマッチングを見せ、V字に開いた胸元の美しさに思わず釘付け。足元に向かってふわりと広がる裾も実に素敵だった。キーラは、バレンティノのベージュのドレスをセレクト。第1子を妊娠中の彼女だが、ピンクの花模様をあしらったシフォン素材のドレスが大きなお腹を優しく包み込み、キュートかつ上品な印象に仕上げており、さすがの一言！

個性派代表のレディー・ガガは、アズディン・アライアが手がけた純白の刺繍ドレスで婚約者のテイラー・キニーに「愛しているわ！」とメッセージ。真っ赤なグローブと髪飾りがコーディネートをキリリと引き締めていた。『サウンド・オブ・ミュージック』製作50周年トリビュート・パフォーマンスにも登場したガガ。ここではいつもの奇抜なイメージとは一転。クラシカルな白のドレスで伸びやかな歌声を響かせ、スタンディング・オベーションを受けた。

ヴェルサーチの深緑のドレスを着こなしたスカーレット・ヨハンソンも印象的。サイドを刈り上げた髪型もクールで、「彼女にしかできないスタイル！」とファンを喜ばせた。また昨年の助演女優賞受賞者でファッションセンスも評判の高いルピタ・ニョンゴは、カルバン・クラインの全身パールのドレスで周囲の視線をさらっていた。【Movie Walker】