新たなシンデレラの“白馬の王子様”はどんな人?
ディズニーによる実写映画『シンデレラ』(4月25日公開)で、主人公シンデレラに抜擢された26歳のイギリス人女優、リリー・ジェームズ。世界中の女性が憧れるヒロインを演じた彼女にインタビューした。
今回のシンデレラの特徴は、その“前向き”な姿勢。どんな困難にも負けない心の強さが魅力だ。「ケン(ケネス・ブラナー監督)はシンデレラのことを、王子が助けに来てくれるのをただ待っている女の子にはしたくなかったの」とリリーは話す。
「それにシンデレラは被害者じゃないわ。ケンは彼女を“自分自身で選択する人”にしたかったの。彼女は状況に耐えることができ、あの家に留まることを選ぶのよ」。
王子(リチャード・マッデン)に対するシンデレラの感情については、「彼らはお互いが何者か知らないわ。そして、お互いを助け合っているんだということが感じられる。彼女は最初から、王子や遠くにあるお城のことを夢見てないの」と言う。
「リチャードが王子役でやったことはとても素晴らしいと思うわ。ただ王子だというだけの、煮え切らない曖昧なキャラクターではなく、彼はとてもカリスマ的で、セクシーで、いたずらな人にしたのよ(笑)」。
そんな風に王子のことを語ったリリーだが、彼女にとっての“王子”とはどんな人なのだろう?「たとえ私が怒っている時でも、笑わせることができる人じゃないといけないわ。そういう人なら私の完璧な王子様よ」。
また、本作の抜擢で“シンデレラ・ストーリー”を文字通り体現してみせたリリー。劇中のシンデレラと性格などの共通点はあるのだろうか。「あると願いたいわ(笑)。でも私の兄弟は映画を見て、『おまえはあんなにナイスじゃないよ』と言っていたわ(笑)」。
飾らぬ自然体が魅力の新ヒロイン、リリー・ジェームズ。彼女だからこそ演じることができた“現代版”シンデレラをスクリーンで確かめてほしい。【Movie Walker】