長女・綾瀬のボケに、長澤・夏帆・広瀬が笑顔!
第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013受賞の、吉田秋生の人気コミックを、『そして父になる』(13)の是枝裕和監督が映像化した『海街diary』(6月13日公開)の完成披露イベントが、5月11日に六本木ヒルズアリーナで開催。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずら豪華キャストと是枝裕和監督がブルーカーペットを歩いた。
本作は、海の見える街で暮らす個性的な4姉妹と、周囲の人々との交流を描いた感動作だ。長女役の綾瀬が、開口一番に「本日はおいしょがしいなか」と“忙しい”という言葉を口ごもると、会場は爆笑。次にマイクを手にした長澤は「お姉ちゃんがボケをかましてくれたので、プレッシャーが」と苦笑い。
しっかり者の長女役を演じた綾瀬は「あれが本当の私です!」と宣言した。次女役の長澤は「実際のはるかちゃんは、もっとジョークがきいています」と言うと、三女役の夏帆も「笑わせてくれるんです」と同意する。広瀬は「私は初めてお会いした時、テレビで見る綾瀬はるかさんのままだなと思いました」と、綾瀬の印象を述べた。
イベントには、四姉妹を演じた4人の他、大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキー、是枝監督も登壇。『そして父になる』に続いて、是枝組に参加したリリーは「この四姉妹を撮るってことで、初めて是枝さんの男の目を見ました。俺も四姉妹の誰かをやってみたかった」と笑いを取った。
『海街diary』は、5月13日(水)から開催される、第68回カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に正式出品されることが決定し、綾瀬ら4人と是枝監督が参加することに。是枝裕和監督作品としては『そして父になる』以来2年ぶり、4回目のコンペティション部門出品となる。
綾瀬は「ワクワクとドキドキと。世界の方がどういうふうに見てくださるのか、楽しみではあります」と喜びを語った。すると、リリーが「この4人がレッドカーペットを歩く。是非、ドレスは露出多めで。あ、鈴は良いから」と言うと、是枝監督も「僕は露出少なめで」と笑顔を見せた。【取材・文/山崎伸子】