ロッキーと、彼の魂を受け継ぐアポロの息子の“絆”に感涙必至!
シルヴェスター・スタローンによる名作『ロッキー』シリーズのスピリットを受け継ぐ感動の最新作『クリード チャンプを継ぐ男』(12月23日公開)。公開直前の本作から、本編の特別映像が到着した。
本作の主人公は、かつてロッキーと死闘を繰り広げた伝説の王者アポロの息子アドニス。何不自由のない生活を送っていた今どきの若者である彼は、勤めていた優良銀行を辞めてボクサーになりたいという思いを貫こうとするが、父アポロのジムのNo1ボクサーに簡単に倒されてしまう。我流のトレーニングに限界を感じたアドニスは、かつての父のライバルであるロッキーを訪ね、自身のコーチを依頼。親友の死を止められず悔やみ続けていたロッキーは、アドニスの頼みを頑なに拒絶するが、何度も熱心に頼んでくるアドニスの熱意に心動かされ、遂にコーチを引き受けることになる。
今回到着した映像は、心を動かされたロッキーがアドニスのコーチを引き受け、「お前も特別か?」と問いかけるシーン。偉大な父の呪縛から逃れるために戦ってきた孤独なアドニスに対し、ボクシングが肉体的である以上に精神的なスポーツであることを教えようとするロッキーと、そんな彼に「今まで誰も打ち方を教えてくれなかった」と切実に語るアドニスの間に芽生える“絆”に、思わず胸を打たれてしまうはずだ。
また、本作が感動的なのは、アドニスのコーチを引き受けることで、ロッキー自身も失っていたものを取り戻す姿が描かれているから。40年近くにわたって名キャラクター、ロッキー・バルボアを演じ続けたスタローンが「努力の末、彼は人生で全てを手に入れたんだが、今また最初のように独りぼっちになっている。そこへアドニスが現れ、彼の中に最初の頃の自分自身を見る。何も持っていなかったが、将来があった自分の姿を」と語っているように、ロッキーの魂が次世代へと受け継がれる物語だけではなく、目的を失っていた男の再生の物語でもあるのだ。
自分が何者なのかを知らず、吐き出さずにはいられない“何か”を抱えたアドニスに「大事なのはパンチの強さじゃない。どんなに打たれても前に進み続けることだ」という言葉の意味の真の意味を教え、ロッキーは世界クラスのボクサーになるための絶対条件「強さと決意」を彼に手に入れさせることが出来るのか?観る者すべての心を奮い立たせてくれる“応援歌”的な本作を、ぜひ劇場で目撃してみてほしい!【Movie Walker】