【日本アカデミー賞】有村架純、広瀬すず、山田涼介ら新人賞授賞者が緊張スピーチ
第39回日本アカデミー賞授賞式が、3月4日にグランドプリンスホテル新高輪で開催。新人俳優賞を受賞した有村架純、土屋太鳳、広瀬すず、藤野涼子、篠原篤、野田洋次郎、山崎賢人、山田涼介の8人が、緊張しながら喜びを語った。
プレゼンターを務めた岡田准一は「素敵な方々ばかりでまぶしいなと思ったりします。個人的にうれしい登壇者もいますし、この方々が日本映画界を支えていく方々になるんだろうなと」と、新人俳優陣を激励した。
その“個人的にうれしい登壇者”とは、ジャニーズ事務所の後輩、『映画 暗殺教室』の山田涼介だ。山田は「初主演映画で名誉ある賞をいただいて、うれしく思っています。映画に出ることが、ずっと小さい頃からの夢でした」と喜びを口にした。また、岡田について「目指します!頑張ります」と目を輝かせた。
『映画 ビリギャル』の有村架純は、優秀主演女優賞と新人俳優賞のW受賞となり「びっくりということしかなかったです」と感激しきりだ。「本当にたくさんの奇跡をくれた作品です。さやかという女の子に出会えて本当に幸せものだなと感じています」。
『海街diary』の広瀬すずは「まだ、この舞台に立つのが不思議ですが、監督やお姉ちゃんたちとスタッフさんたちと同じ舞台に立てることが幸せです」と感謝した。
広瀬が「台本をもらわずに撮影をしたので、全て監督やお姉ちゃんたちにおまかせしました。リハーサルの時に、口伝えで監督から台詞をいただくという撮影のやり方だったので」と言うと、宮沢りえは、驚いていた。
『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』の藤野涼子は「名誉ある賞をいただけてとてもうれしいです。エキストラ時代から、初めて主演に選ばれて。どっちへ行けばいいかわからなかったけど、涼子に出会えて……。すみません」と号泣。「監督にここまで育てていただいて、とてもうれしかったです」と、成島出監督に感謝した。
『orange-オレンジ-』の土屋太鳳は「11年前、どうか私を映画の世界へ入れてくださいと言って、事務所に所属しました。いざ、この場に立つと、映画の扉がどこにあるのか、私にはわかりません。でも、やっとたどりつくことができたので、この願いを訴えたいです。私を映画の世界に入れてください」と力強く語ったのも印象的だった。【取材・文/山崎伸子】