【日本アカデミー賞】『海街diary』最多4冠!是枝裕和監督が印象的なコメント|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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映画ニュース 2016/3/4 22:54

【日本アカデミー賞】『海街diary』最多4冠!是枝裕和監督が印象的なコメント

第39回日本アカデミー賞授賞式が、3月4日にグランドプリンスホテル新高輪で開催。見事、最優秀作品賞と最優秀監督賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞の最多4部門に輝いたのは『海街diary』で、是枝監督は四姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと共に喜びを分かち合った。

是枝監督は「最後の大きなご褒美が待っていました」と感無量の様子で、プロデューサーや、1年間、舞台となった家を貸りた家主の方にも感謝した。

綾瀬も「本当にうれしいです。みんなで1つになって作ったものを、より多くの方に観ていただいたことが何よりありがたいです」とコメント。

長澤は「同世代の女優さんと共演する機会はなかなか少ないなと思っていて、すずちゃんはだいぶ年下ですが、上の3人は同世代でいっしょに現場にいることで、自分の未熟さも感じて、勉強になったこともたくさんありました。また、すずちゃんが日々成長している姿を見て、“頑張らないと”と、また、勇気をもらいました」と4姉妹での共演に感謝した。

夏帆は「本当にうれしいです。この作品がたくさんの人に届いた結果かなと。みんなでここに立ててうれしいです。これからもこれを糧に頑張っていきたい」と目を輝かせた。

広瀬も「この空間にいるだけで、鳥肌立ちっぱなし。みなさんとお芝居をさせていただくうえで、全部が財産になったので、お姉ちゃんたちのような女優さんになれるよう、女優を続けられるよう頑張ります」と語った。

また、監督賞を受賞した時の是枝監督の言葉が、日本アカデミー賞について一石を投じる内容で、とても心に残った。「僕は20年、映画をやってきましたが、この場に立てるようになったのはここ2年で、日本アカデミー賞は、ずっと他人事だと思って、悪口を言ってました」とチクリ。

さらに「アメリカ本国も、アカデミー賞でいろんな問題を受けていましたが、このイベントも、日本の映画人がみんなで祝えるイベントになるには、まだまだいろんな改革をしなければいけないところがいっぱいあります。いままでは外から批判的に見てましたが、いっしょになって、このイベントをより素敵なイベントにできるよう、自分も努力をしていきたいと思います」と、是枝監督は、爽やかな笑みを浮かべ、力強く締めくくった。【取材・文/山崎伸子】

【39回日本アカデミー賞最優秀賞受賞リスト】

最優秀作品賞:『海街diary』

最優秀監督賞:是枝裕和『海街diary』

最優秀主演男優賞:二宮和也『母と暮せば』

最優秀主演女優賞:安藤サクラ『百円の恋』

最優秀助演男優賞:本木雅弘『天空の蜂』/『日本のいちばん長い日』

最優秀助演女優賞:黒木華『母と暮せば』

最優秀脚本賞:足立紳『百円の恋』

最優秀撮影賞:瀧本幹也『海街diary』

最優秀照明賞:藤井稔恭『海街diary』

最優秀美術賞:花谷秀文『海難1890』

最優秀録音賞:松陰信彦『海難1890』

最優秀編集賞:大関泰幸 『バクマン。』

最優秀音楽賞:サカナクション『バクマン。』

最優秀外国作品賞:『アメリカン・スナイパー』

最優秀アニメーション作品賞:『バケモノの子』

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