映画ランキング - 国内映画
(2024/9/27~2024/9/29)

2024年9月30日 発表(毎週火曜更新)
2024年9月27日~2024年9月29日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『ラストマイル』『劇場版 オーバーロード 聖王国編』『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』などがランクイン!(興行通信社調べ)

  • No.1
    1 keep

    ラストマイル

    、129分、サスペンス・ミステリー
    4.5
    12338

    テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の塚原あゆ子監督と脚本の野木亜紀子が再タッグを組んだ、両シリーズと同じ世界線で繰り広げられるノンストップサスペンス。『海辺の生と死』の満島ひかり、『さんか···もっと見る

  • No.2
    2 keep

    劇場版 オーバーロード 聖王国編

    、135分、アニメ
    PG12
    4.2
    3303

    丸山くがねの人気ノベルを原作としたアニメ『オーバーロード』シリーズ初となる完全新作劇場版。突如現れた魔皇ヤルダバオトと亜人連合軍の侵攻により、崩壊の危機に直面したローブル聖王国。聖騎士団長レメディオス···もっと見る

  • No.3
    4 up

    2024年2月から放映されている「プリキュア」シリーズの21作目「わんだふるぷりきゅあ!」の劇場版。人気ゲームの世界を舞台に、隠された秘密に挑む。歴代シリーズから「ひろがるスカイ!プリキュア」と「魔法···もっと見る

  • No.4
    NEW

    ビートルジュース ビートルジュース

    、105分、ホラー/コメディ
    3.9
    2862

    1998年に公開された『ビートルジュース』の35年後を描くホラーコメディ。死後の世界で“人間怖がらせ屋”を営むビートルジュースが人間界を巻き込んだ騒動を起こす。前作に引き続き、『チャーリーとチョコレー···もっと見る

  • No.5
    3 down

    スオミの話をしよう

    、114分、コメディ/サスペンス・ミステリー
    3.5
    5846

    大富豪の妻が失踪したことを知って集まった5人の男たちが、彼女について語り、繰り広げていくサスペンスコメディ。監督と脚本を『記憶にございません!』の三谷幸喜が務める。主人公のスオミを『ロストケア』の長澤···もっと見る

  • No.6
    NEW

    傲慢と善良

    、119分、恋愛/サスペンス・ミステリー
    3.8
    2119

    第7回ブクログ大賞を受賞し、発行部数100万部を突破した辻村深月による同名の恋愛ミステリー小説を映画化。『サヨナラまでの30分』の萩原健太郎が監督を、『ホテルローヤル』の清水友佳子が脚本を手掛ける。『···もっと見る

  • No.7
    NEW

    Cloud クラウド

    、123分、スリラー/サスペンス・ミステリー
    3.6
    2380

    転売で稼ぐ主人公に襲いかかる“集団狂気”を描くサスペンススリラー。『溺れるナイフ』の菅田将暉が主人公の吉井良介を演じる。『言えない秘密』の古川琴音が吉井の恋人である秋子、『君は放課後インソムニア』の奥···もっと見る

  • No.8
    7 down

    インサイド・ヘッド2

    、96分、アニメ/コメディ/ファンタジー
    4.4
    7012

    誰も目にしたことがない頭のなかの感情たちの世界を描き、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサー作品『インサイド・ヘッド』の続編。『モンスターズ・ユニバーシティ』のストーリ···もっと見る

  • No.9
    5 down

    五等分の花嫁*

    、47分、アニメ/恋愛
    4.6
    1365

    春場ねぎの同名漫画を原作にしたテレビアニメ「五等分の花嫁」シリーズ放送5周年を記念して製作されたスペシャル版を、テレビ放送に先駆けて劇場上映。大人になった風太郎と五つ子の新婚旅行を描く。監督は『映画 ···もっと見る

  • No.10
    6 down

    Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ? CINEMA

    、89分、舞台・音楽
    4.8
    880

    2023年12月~2024年3月に行われたMrs. GREEN APPLEのファンクラブ会員限定ツアーに新規映像を追加して映画化。本作のために改めてアレンジされた楽曲が、観客の琴線を震わせ、真っ白なホ···もっと見る

ティム・バートン監督最新作『ビートルジュース ビートルジュース』は4位スタート!“バートンワールド”全開の世界観が往年のファンからも好評
ティム・バートン監督最新作『ビートルジュース ビートルジュース』は4位スタート!“バートンワールド”全開の世界観が往年のファンからも好評
ティム・バートン監督最新作『ビートルジュース ビートルジュース』は4位スタート!“バートンワールド”全開の世界観が往年のファンからも好評

9月27日から9月29日までの全国映画動員ランキングが発表。先週、公開5週目にして首位に返り咲きを果たした『ラストマイル』(公開中)が、この週末3日間も観客動員14万1000人&興収2億1300万円を記録し首位をキープ。これで5度目のNo. 1となり、累計成績は動員338万人、興収48億円をそれぞれ突破している。
今週トピックとして取り上げたいのは、4位に初登場を果たしたティム・バートン監督の最新作『ビートルジュース ビートルジュース』(公開中)。いわずもがな世界中に熱狂的なファンを持つバートン監督は、日本でも『チャーリーとチョコレート工場』(05)のヒットを契機に一般層までその存在が知れ渡り、おそらく監督名で作品が観られる数少ないハリウッド監督のひとりといっても過言ではないだろう。 今回の『ビートルジュース ビートルジュース』は、バートン監督の出世作(日本では最初に劇場公開されたバートン作品でもある)『ビートルジュース』(88)の36年ぶりの続編。初日から3日間の成績は動員9万1000人、興収は1億3990万円。近年のバートン監督作品や、ひと足先に公開された北米でオープニング興収1億ドルを超える爆発的なスタートを切ったことを考えるとまずまずといった出足であり、前作からの長いブランクやキャラクター自体の知名度が影響していることは否定できない。 前作に引き続きビートルジュース役を演じるマイケル・キートンといえば、「バットマン」シリーズで主人公のブルース・ウェイン/バットマンを演じ、前作『ダンボ』(19)で久々のタッグを組んだ、バートン監督にとって盟友と呼ぶべき存在。そんなキートンに加えて、ウィノナ・ライダーやキャサリン・オハラといったオリジナルキャストの再演に、新キャストとしてジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォー、モニカ・ベルッチ、ジャスティン・セローらが加わった今作。 とりわけ注目すべきは、ライダー演じるリディアの娘アストリッドを演じているオルテガだろう。バートン監督が『ダンボ』から5年のブランクの間に製作総指揮と監督(第1話から第4話まで)を務めたNetflixシリーズ「ウェンズデー」でタイトルロールを演じていたオルテガ。同作は配信から1週間での全世界試聴時間の新記録を塗り替えるなど大反響を集め、シーズン2も待機。バートンの新たなミューズのひとりとして、目が離せない逸材だ。 肝心の作品評価については、これまで以上に“バートンワールド”全開の世界観となっており、バートン監督の独特すぎる個性に魅せられてきたファンからは概ね好評を集めている模様。もっとも、バートン作品のヒットのカギは『チャリチョコ』や『アリス・イン・ワンダーランド』(10)のように、いかに一般層に広くリーチできるか。前作を知らない世代にどこまでアプローチできるかが重要となってくるだろう。 さて、ここからはランキングに話を戻そう。前週2位に初登場を果たした『劇場版 オーバーロード 聖王国編』(公開中)は、週末3日間で動員11万6000人、興収1億8300万円を記録して今週も2位をキープ。累計成績では動員44万人、興収7億1600万円を突破している。 『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』(公開中)は前週からワンランクアップで3位となり、累計成績では動員76万人、興収9億4500万円を突破。現時点で「プリキュア」の単独映画シリーズの最大のヒット作である『映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』(13)の最終興収9億5000万円に迫っており、興収10億円の大台突破も目前。どこまで数字を伸ばせるのか注目したい。 また、三谷幸喜監督の『スオミの話をしよう』(公開中)は前週から2ランクダウンで5位となり、累計成績では動員97万人&興収13億円を突破。6位には、辻村美月のベストセラー小説を藤ヶ谷太輔と奈緒のダブル主演で映画化した『傲慢と善良』(公開中)が初登場を果たした。 そして7位には、黒沢清監督の最新作となる『Cloud クラウド』(公開中)が初登場。菅田将暉を主演に迎え、共演には古川琴音や奥平大兼、岡山天音、窪田正孝ら黒沢組初参加となる若手キャストが勢ぞろい。“転売ヤー”として働く主人公が、ネット社会を通じて増幅した見えない悪意の標的となるという日常と隣り合わせの恐怖を描いたスリラー作品となっている。 今年6月に『蛇の道』(24)が、同8月に『chime』(公開中)が公開され、いずれも映画ファンを中心に絶大な評価を獲得している黒沢監督。ヴェネチア国際映画祭とトロント国際映画祭で上映され、海外の批評家からも絶賛を集めた本作は、第97回アカデミー賞の国際長編映画賞の日本代表にも選出されている。今後SNSなどのクチコミを通じて広がりをみせてくれることだろう。 以下は、1~10位までのランキング(9月27日〜9月29日) 1位『ラストマイル』 2位『劇場版 オーバーロード 聖王国編』 3位『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』 4位『ビートルジュース ビートルジュース』 5位『スオミの話をしよう』 6位『傲慢と善良』 7位『Cloud クラウド』 8位『インサイド・ヘッド2』 9位『五等分の花嫁*』 10位『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ㏌ CINEMA』 今週末は、北米でA24作品のオープニング興収新記録を樹立した『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(10月4日公開)、BTSのJUNG KOOKに密着したドキュメンタリー映画『JUNG KOOK: I AM STILL』(10月4日公開)、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の制作チームが再結集したアニメーション映画『ふれる。』(10月4日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬


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