映画ランキング - 国内映画
(2025/1/17~2025/1/19)

2025年1月20日 発表(毎週火曜更新)
2025年1月17日~2025年1月19日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』『グランメゾン・パリ』などがランクイン!(興行通信社調べ)

海外での劇場公開も決定!カラー×サンライズ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が初登場No. 1スタート
海外での劇場公開も決定!カラー×サンライズ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が初登場No. 1スタート
海外での劇場公開も決定!カラー×サンライズ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が初登場No. 1スタート

1月17日から1月19日までの全国映画動員ランキングが発表。スタジオカラーとサンライズが初めてタッグを組んだ「ガンダム」シリーズの最新テレビアニメの劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(公開中)が、初登場でNo. 1を獲得した。
IMAX上映を含む全国426館で公開を迎えた『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の初日から3日間の成績は、観客動員35万2500人、興行収入5億9900万円。これは「ガンダム」シリーズの歴代興収第3位となる興収22億3000万円を記録した『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(21)の初動成績(動員25万9074人、興収5億2394万人)を上回る好成績。 宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らす女子高生のアマテ・ユズリハ(声:黒沢ともよ)が、戦争難民の少女ニャアン(声:石川由依)と出会い、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれ、苛烈なバトルの日々に身を投じていく姿を描く「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」。そのテレビシリーズ放送に先駆けて、一部話数を劇場上映用に再構築したのが本作だ。 「ガンダム」シリーズといえば、昨年1月に公開された『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(24)が、昨秋に2バージョンが公開された「特別版」を含めて動員300万人&興収50億円を突破するシリーズ新記録を大幅に更新する大ヒットとなったことが記憶に新しい。40年以上にわたって熱狂的に支持されるシリーズが勢いに乗るこのタイミングで、「エヴァンゲリオン」シリーズのカラーとの初タッグ。これは新たなファンの獲得にもつながる作品と言えるだろう。 また先日、本作が2月28日(金)より北米エリアで公開されるほか、香港やマカオ、台湾、タイ、オーストラリア、ニュージーランドでも公開されることが発表されたばかり。言わずもがな海外での人気も高い「ガンダム」シリーズだが、あらためて調べてみると北米ではほとんどの作品がソフトや配信での公開、もしくは映画祭やイベント上映での展開が中心。今回のように日本と近しいタイミングでの劇場公開はあまりされていないなかったようだ。 しかも北米配給を務めるのは、『君たちはどう生きるか』(23)で第96回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したGKIDS。スタジオジブリ作品や細田守、新海誠らをはじめとした日本アニメに加え、世界各国のクリエイターの作品を北米に紹介してきた実績がある配給会社だ。日本だけでなく、北米でも「ガンダム」ファンの拡大に期待が持てそう。今後の続報に注目しておきたい。 2位にも新作タイトルがランクイン。歌声合成ソフトウェアでバーチャル・シンガーとしても活躍する「初音ミク」が登場し、全世界で3900万ダウンロードを記録したリズム&アドベンチャーゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」を原作にした『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』(公開中)が初登場を果たした。 「SHIROBAKO」や「スキップとローファー」などで知られるP.A.WORKSがアニメーション制作を手掛け、「初音ミク」が「プロセカ」のキャラクターたちと出会って成長していく姿を完全オリジナルストーリーとして描く本作。初日から3日間の動員は23万2500人で興収3億700万円を記録。全国148館での上映ながら2位にランクインする大健闘を果たし、1スクリーンあたりのアベレージ興収は207万円と出色の成績を収めている。 前週、公開2週目にして首位に立った『グランメゾン・パリ』(公開中)は3位にランクイン。週末3日間の成績は、前週比68%となる動員17万7000人と興収2億6400万円で、累計成績では動員189万人&興収27億円を突破。一昨年に木村拓哉が主演を務めた『レジェンド&バタフライ』(23)の最終興収24億7000万円を抜き去り、『検察側の罪人』(18)の同29億6000万円も目前まで迫っている。 公開6週目を迎えた『はたらく細胞』(公開中)は4位となり、累計成績では動員390万人&興収52億円を突破。「翔んで埼玉」シリーズなどヒット作を次々と送りだす武内英樹監督が手掛けた作品のなかで、現時点で最大のヒット作は『テルマエ・ロマエ』(12)の最終興収59億8000万円。それを超えることができるのか注目が集まるところ。また、前週6位に初登場を果たした『366日』(公開中)は、前週を上回る成績で5位に浮上している。 新作タイトルでは他に、直木賞作家の垣根涼介が2016年に発表した同名時代小説を、入江悠監督が大泉洋主演で映画化した『室町無頼』(公開中)が7位に初登場。菅田将暉と岸善幸監督、脚本家の宮藤官九郎がタッグを組んだ『サンセット・サンライズ』(公開中)は惜しくも11位スタートとなった。 以下は、1~10位までのランキング(1月17日〜1月19日) 1位『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』 2位『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』 3位『グランメゾン・パリ』 4位『はたらく細胞』 5位『366日』 6位『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』 7位『室町無頼』 8位『モアナと伝説の海2』 9位『劇映画 孤独のグルメ』 10位『ライオン・キング:ムファサ』 今週末は、江戸時代に天然痘と闘った町医者の実話を描いた同名小説を松坂桃李と芳根京子の共演で映画化した『雪の花 ―ともに在りて―』(1月24日公開)、山崎賢人と福田雄一監督のタッグで同名人気コミックを実写映画化した『アンダーニンジャ』(1月24日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬 ※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記


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