映画ランキング - 全米映画
(2024/2/9~2024/2/11)

2024年2月12日 発表(毎週火曜更新)
2024年2月9日~2024年2月11日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『ARGYLLE/アーガイル』『Lisa Frankenstein』『The Beekeeper』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    1 keep

    ARGYLLE/アーガイル

    、138分、アクション
    3.9
    2273

    週末興収$6,500,000

    累積興収$28,814,145

    現実のスパイ組織の行動を言い当ててしまった人気小説家が、現実離れした出来事に巻き込まれていくスパイアクション。「ジュラシック・ワールド」シリーズのブライス・ダラス・ハワードが主人公エリーを演じ、『スリ···もっと見る

  • No.2
    NEW
    Lisa Frankenstein

    Lisa Frankenstein

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,800,000

    累積興収$3,800,000

  • No.3
    3 keep
    The Beekeeper

    The Beekeeper

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,469,405

    累積興収$54,734,257

  • No.4
    2 down
    The Chosen: Season 4 Episodes 1-3

    The Chosen: Season 4 Episodes 1-3

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,153,495

    累積興収$12,586,806

  • No.5
    4 down

    ウォンカとチョコレート工場のはじまり

    、116分、ファンタジー
    4.3
    7651

    週末興収$3,125,000

    累積興収$205,252,023

    『チャーリーとチョコレート工場』に登場する工場長ウィリー・ウォンカの前日譚を描くファンタジー・アドベンチャー。「パディントン」シリーズのポール・キングが監督と脚本を、「ハリー・ポッター」シリーズのデイ···もっと見る

  • No.6
    5 down

    FLY!/フライ!

    、83分、アニメ
    4.1
    1476

    週末興収$3,020,000

    累積興収$110,149,445

    渡り鳥なのに一度も小さな池から出たことがないカモ一家の初めての大移動を描くファミリーアドベンチャー。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のアニメスタジオ、イルミネーションが完全オリジナルストーリ···もっと見る

  • No.7
    7 keep
    Anyone But You

    Anyone But You

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,700,000

    累積興収$80,123,903

  • No.8
    6 down
    Mean Girls

    Mean Girls

    公開未定
    -
    0

    週末興収$1,925,000

    累積興収$69,174,344

  • No.9
    8 down

    アメリカン・フィクション

    、コメディ/ヒューマンドラマ
    3.8
    32

    週末興収$1,328,948

    累積興収$17,369,430

    Amazon Prime Videoで2024年2月27日から独占配信。

  • No.10
    9 down

    哀れなるものたち

    、142分、コメディ/ファンタジー
    R18+
    4.0
    2990

    週末興収$1,125,000

    累積興収$30,276,449

    不幸な死から蘇った美しい女性の冒険を描いたスコットランド作家のアラスター・グレイの同名ゴシック小説の実写映画化。『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモスが監督を務め、『ラ・ラ・ランド』のエマ・···もっと見る

北米興収の閑散期は“スーパーボウル”でさらに加速…マシュー・ヴォーン『ARGYLLE/アーガイル』が辛くもV2
北米興収の閑散期は“スーパーボウル”でさらに加速…マシュー・ヴォーン『ARGYLLE/アーガイル』が辛くもV2
北米興収の閑散期は“スーパーボウル”でさらに加速…マシュー・ヴォーン『ARGYLLE/アーガイル』が辛くもV2

先週末(2月9日から11日)の北米興収ランキングは、このところ続いている閑散期にアメリカ最大のイベント“スーパーボウル”が重なったこともあり、前代未聞の事態に。ランキング上位10作品の合計興収はわずか2910万ドルで、前々週に記録した低調ぶりをさらに更新。3000万ドルを下回ったケースは、コロナ禍の2020年と2021年というイレギュラーを除けば21世紀初のことだ。
しかも週末全体の総興収は4000万ドルにも届かない3698万ドル。2021年のスーパーボウル週末はまだまともに映画界が機能しておらず例外であったが、昨年と一昨年は5000万ドルを突破している。「Variety」の報道によれば、この2024年が事実上のスーパーボウル週末史上最低の売上だったようだ。 さて、当のランキングでは前週首位デビューを飾ったマシュー・ヴォーン監督の『ARGYLLE/アーガイル』(3月1日日本公開)が2週連続でNo. 1に。とはいえ週末3日間の興収は前週比およそ3分の1の624万ドル。北米累計興収は13日の火曜日にようやく3000万ドルを超えたが、海外興収(現時点で3320万ドル)を含めてもまだまだ巨額の製作費には遠く及ばない。 一方、2位に初登場を果たしたのはキャスリン・ニュートン主演のホラーコメディ『Lisa Frankenstein』。父親の再婚相手とそりが合わず居場所がないティーンエイジャーのリサが、近所の墓地から蘇ってきたヴィクトリア朝時代の若い男性と出会い、彼を理想の男性に育て上げるというユニークなストーリーで、初日から3日間の興収は369万ドル。3000館以上の大規模公開作のオープニング成績としてはワースト8位の滑りだしで、これは公開タイミングが悪かったと言わざるを得ない。 同作は『JUNO/ジュノ』(07)でアカデミー賞脚本賞を受賞し、『ジェニファーズ・ボディ』(09)やリブート版『死霊のはらわた』(13)でも脚本を務めたディアブロ・コーディが脚本を担当。メガホンをとったのは、名優ロビン・ウィリアムズの娘でこれが長編デビュー作となるゼルダ・ウィリアムズとなかなか興味深い座組み。作品評価はさほど良くはないが、観客からの受けは上々。なによりも1300万ドルという低予算であることを考えれば大きなダメージにはならないだろう。 ランキングの他の作品に目を向けてみると、年末の公開から9週連続で4位以内をキープしているティモシー・シャラメ主演の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(日本公開中)が、16日の金曜日にも『チャーリーとチョコレート工場』(06)の北米最終興収を抜き去る見込み。また、ヴィム・ヴェンダース監督と役所広司がタッグを組み、第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされている『PERFECT DAYS』(日本公開中)が6館での限定公開ながら週末3日間で10万ドルを超える興収をあげて26位にランクインしている。 そして14日の水曜日からはソニー・ピクチャーズのマーベル作品最新作『マダム・ウェブ』(2月23日日本公開)と、ボブ・マーリーの伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(5月10日日本公開)が封切られまずまずのスタートを切った模様。この2作が閑散期に終止符を打つことができたのかどうかは、次回お伝えしたい。 文/久保田 和馬


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