映画ランキング - 全米映画
(2024/2/16~2024/2/18)

2024年2月19日 発表(毎週火曜更新)
2024年2月16日~2024年2月18日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『ボブ・マーリー:ONE LOVE』『マダム・ウェブ』『ARGYLLE/アーガイル』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    NEW

    ボブ・マーリー:ONE LOVE

    、107分、伝記
    PG12
    3.7
    2470

    週末興収$34,130,000

    累積興収$52,001,205

    「ロックの殿堂」入りを果たした伝説のミュージシャン、ボブ・マーリーの知られざる波乱に満ちた生涯を描く音楽伝記映画。『ドリームプラン』のレイナルド・マーカス・グリーンが監督と脚本を手掛け、マーリーの妻リ···もっと見る

  • No.2
    NEW

    マダム・ウェブ

    、116分、アクション/SF/サスペンス・ミステリー
    3.4
    1817

    週末興収$18,000,000

    累積興収$26,204,619

    未来を予知する謎の女性マダム・ウェブの活躍を描くマーベル初の本格ミステリー・サスペンス。NYの救命士・キャシー・ウェヴは、生死を彷徨う事故をきっかけに未来予知の能力を得る。そんななか、偶然出会った3人···もっと見る

  • No.3
    1 down

    ARGYLLE/アーガイル

    、138分、アクション
    3.9
    2273

    週末興収$5,750,000

    累積興収$37,498,480

    現実のスパイ組織の行動を言い当ててしまった人気小説家が、現実離れした出来事に巻き込まれていくスパイアクション。「ジュラシック・ワールド」シリーズのブライス・ダラス・ハワードが主人公エリーを演じ、『スリ···もっと見る

  • No.4
    6 up

    FLY!/フライ!

    、83分、アニメ
    4.1
    1476

    週末興収$5,100,000

    累積興収$116,177,995

    渡り鳥なのに一度も小さな池から出たことがないカモ一家の初めての大移動を描くファミリーアドベンチャー。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のアニメスタジオ、イルミネーションが完全オリジナルストーリ···もっと見る

  • No.5
    5 keep

    ウォンカとチョコレート工場のはじまり

    、116分、ファンタジー
    4.3
    7653

    週末興収$4,320,000

    累積興収$210,741,297

    『チャーリーとチョコレート工場』に登場する工場長ウィリー・ウォンカの前日譚を描くファンタジー・アドベンチャー。「パディントン」シリーズのポール・キングが監督と脚本を、「ハリー・ポッター」シリーズのデイ···もっと見る

  • No.6
    4 down
    The Chosen: Season 4 Episodes 4-6

    The Chosen: Season 4 Episodes 4-6

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,945,972

    累積興収$4,727,345

  • No.7
    3 down
    The Beekeeper

    The Beekeeper

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,846,000

    累積興収$60,487,503

  • No.8
    7 down
    Anyone But You

    Anyone But You

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,810,000

    累積興収$85,106,912

  • No.9
    2 down
    Lisa Frankenstein

    Lisa Frankenstein

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,450,000

    累積興収$8,084,150

  • No.10
    NEW
    Land of Bad

    Land of Bad

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,135,000

    累積興収$2,135,000

『ボブ・マーリー:ONE LOVE』が北米の連休週末を制し初登場No. 1!ジャマイカでは史上最高のオープニング成績を樹立
『ボブ・マーリー:ONE LOVE』が北米の連休週末を制し初登場No. 1!ジャマイカでは史上最高のオープニング成績を樹立
『ボブ・マーリー:ONE LOVE』が北米の連休週末を制し初登場No. 1!ジャマイカでは史上最高のオープニング成績を樹立

先週末(2月16日から18日)は、“大統領の日”の祝日とつながる連休の週末。このところ閑散期が続いている北米興収ランキングにも少しばかりか回復の兆しが見え始める。それでも祝日を含めた週末4日間の全作品の総興収は9421万ドル。2021年という例外を除けば、“1億ドル割れ”を記録したのは1996年以来のことだ。
そんななかでNo. 1を獲得したのは、伝説的レゲエミュージシャンのボブ・マーリーの生涯を描いた音楽伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(5月17日日本公開)。もともとは今年1月の“マーティン・ルーサー・キングの日”の連休週末に公開される予定だったが、昨年の俳優組合のストライキの影響や、同じパラマウント配給で配信リリース予定だった『Mean Girls』が急遽劇場公開にシフトしたことを受けて約1か月、バレンタインデー当日の水曜日公開に延期となっていた。 結果的にそれらはプラスに働いたといえよう。初日の水曜日のデイリー興収は1400万ドルで、水曜日公開作の初日成績としては歴代29位。そもそも水曜日公開というのはサマーシーズンや感謝祭、クリスマスなどの超繁忙期に見受けられるイレギュラーで、一般的に閑散期となりやすい2月に水曜日公開された作品としては『パッション』(04)の2655万ドルに次ぐ歴代2位の初日成績に。いつにも増した“超閑散期”にしては上々な滑りだしだ。 そして週末3日間の興収は2865万ドルと、同じ音楽伝記映画のジャンルに含まれる『ロケットマン』(19)のオープニング興収2572万ドルを上回り、1館あたりのアベレージ興収は『エルヴィス』(22)の7990ドルを上回る8098ドルを記録。祝日を含めた公開から6日間の興収は5105万ドルであり、当初の予測であった3000〜3500万ドルをゆうゆうと越えてきた。 ちなみにボブ・マーリーの故郷であるジャマイカでは、初日のデイリー興収がおよそ10万ドル。当日の国内の映画市場シェアの89%を独占する大ヒットとなっており、ジャマイカの歴史上最高の初日成績を叩きだしたとパラマウントが発表している。 一方、同じバレンタインデー当日公開だったソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)の最新作『マダム・ウェブ』(日本公開中)は、『ボブ・マーリー』よりも500館近く多い4000館以上の大規模で公開されたものの、初日のデイリー興収605万ドル、週末3日間興収1533万ドル、公開6日間興収は2605万ドル。週末3日間の成績でSSUの前作『モービウス』(22)と比較すると40%程度。昨今言われ続けている“ヒーロー映画疲れ”はかなり顕著なものになりつつあるようだ。 ところで北米では、2月23日から『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』(日本公開中)が公開されいる。22日の木曜日に行われたプレビュー上映の成績は速報値で180万ドルと伝えられており、週末3日間では前年の『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』(23)の興収1011万ドルと同等のパフォーマンスになるとの予測が。詳細は次週追ってお伝えしたい。 文/久保田 和馬


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