映画ランキング - 全米映画
(2024/3/22~2024/3/24)
2024年3月25日
発表(毎週火曜更新)
2024年3月22日~2024年3月24日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』『デューン 砂の惑星PART2』『Kung Fu Panda 4』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)
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NEW
週末興収$45,200,000
累積興収$45,200,000
「ゴーストバスターズ」シリーズ5作目。真夏のNY、海の向こうから巨大な氷柱が大量に出現し、街は氷の世界に。日々、NYをゴーストから守っているスペングラー家は、その元凶がすべてを一瞬で凍らせるパワーを持···もっと見る
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2
週末興収$17,600,000
累積興収$233,358,543
惑星デューンを舞台に繰り広げられる壮大な宇宙戦争を描くSFアクション第2弾。主人公ポール役のティモシー・シャラメやチャニ役のゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソンら前作キャストに加え、『エルヴィス』のオー···もっと見る
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1
Kung Fu Panda 4
公開未定-0週末興収$16,800,000
累積興収$133,237,355
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NEW
Immaculate
公開未定-0週末興収$5,360,000
累積興収$5,360,000
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3
Arthur the King
公開未定-0週末興収$4,360,000
累積興収$14,630,255
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NEW
Late Night with the Devil
公開未定-0週末興収$2,833,419
累積興収$2,833,419
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4
Imaginary
公開未定-0週末興収$2,800,000
累積興収$23,624,798
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6
Love Lies Bleeding
公開未定-0週末興収$1,586,476
累積興収$5,680,294
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5
Cabrini
公開未定-0週末興収$1,428,474
累積興収$16,163,077
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7
週末興収$1,100,000
累積興収$95,316,599
「ロックの殿堂」入りを果たした伝説のミュージシャン、ボブ・マーリーの知られざる波乱に満ちた生涯を描く音楽伝記映画。『ドリームプラン』のレイナルド・マーカス・グリーンが監督と脚本を手掛け、マーリーの妻リ···もっと見る
先週末(3月22日から3月24日)の北米興収ランキングは、事前の予測の通り「ゴーストバスターズ」シリーズの最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(日本公開中)が『デューン 砂の惑星PART2』(日本公開中)と『Kung Fu Panda4』に3倍近い興収差をつけて初登場でNo. 1を獲得した。
北米歴代43位の大規模公開となる4345館で封切られた『フローズン・サマー』の初日から3日間の興収は4500万ドルで、これは4145館で封切られた前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(21)のオープニング興収は4400万ドルをわずかではあるが上回っている。ちなみに2016年のリブート版『ゴーストバスターズ』(16)のオープニング興収は4601万ドル。同フランチャイズでも3作続けてほぼ同じオープニング興収というのはなかなか珍しい。
ただし前作は7500万ドルの製作費に対し全世界興収2億ドルを突破。今作は1億ドルの製作費がかけられており、自ずとそれ以上の成績が求められる。批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からの好意的評価は大絶賛を獲得した前作からはかなり数字を落としているものの、観客からのそれは84%と高い水準をマーク。2週目以降も順調な興行が期待できるだろう。
2024年の公開作のオープニング成績としては、冒頭に挙げた『デューン2』と『Kung Fu Panda4』に次ぐ数字。3月に入ってから公開されたビッグタイトルはいずれも期待通りのオープニングを飾ることができたと判断してもいいだろう。前作『アフターライフ』は『DUNE/デューン 砂の惑星』(21)を含む複数のタイトルがコロナ禍の低迷期を打ち破ったことがヒットに大きく貢献していたが、今回も長い閑散期を打ち破った『デューン2』が“救世主”になってくれたようだ。
一方で、平日中もデッドヒートを繰り広げてきた『デューン2』と『Kung Fu Panda4』は、3月16日以降すべてのデイリー興収で前者がリード。週末成績でも『デューン2』に軍配が上がったとはいえ、その差はわずか110万ドル。ここから『Kung Fu Panda4』が逆転するのは難しそうにみえるが、3月29日から『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日日本公開)が封切られたことで『デューン2』の稼ぎ頭であるIMAXの上映回が減少。はたしてそれがどんな影響をもたらすのか。春シーズンの大激戦はここからさらに盛り上がることだろう。
文/久保田 和馬
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