映画ランキング - 全米映画
(2024/9/13~2024/9/15)
2024年9月16日
発表(毎週火曜更新)
2024年9月13日~2024年9月15日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『ビートルジュース ビートルジュース』『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』『デッドプール&ウルヴァリン』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)
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1
週末興収$51,600,000
累積興収$188,006,079
1998年に公開された『ビートルジュース』の35年後を描くホラーコメディ。死後の世界で“人間怖がらせ屋”を営むビートルジュースが人間界を巻き込んだ騒動を起こす。前作に引き続き、『チャーリーとチョコレー···もっと見る
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NEW
週末興収$11,500,000
累積興収$11,500,000
“異常な家族”による恐ろしいおもてなしをテーマにしたスリラー。『スピリット』のジェームズ・マカヴォイがおもてなしをするパトリック、『ナイチンゲール』のアシュリン・フランチオージがパトリックの妻キアラを···もっと見る
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2
週末興収$5,200,000
累積興収$621,495,644
マーベルコミック随一の破天荒ヒーロー、デッドプールの活躍を描くアクションシリーズ第3弾。ライアン・レイノルズ扮する異色のヒーロー、デッドプールと、ヒュー・ジャックマン演じる驚異的な治癒能力と不死身の肉···もっと見る
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NEW
Am I Racist?
公開未定-0週末興収$4,750,000
累積興収$4,750,000
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3
Reagan
公開未定-0週末興収$2,964,040
累積興収$23,300,195
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NEW
The Killer's Game
公開未定-0週末興収$2,600,000
累積興収$2,600,000
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4
週末興収$2,400,000
累積興収$101,276,041
宇宙空間を舞台に、未知の生命体エイリアンとの死闘を描いた「エイリアン」シリーズの通算7作目。『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレスが監督を、『エイリアン』のリドリー・スコットが製作を務め、シリーズ1···もっと見る
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5
週末興収$2,025,000
累積興収$144,878,052
コリーン・フーヴァーによる大ベストセラー小説『イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる』を「ロスト・バケーション」のブレイク・ライブリー主演で映画化。愛する人からの暴力という問題を背景に、逆境···もっと見る
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6
The Forge
公開未定-0週末興収$2,010,000
累積興収$24,104,008
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NEW
God's Not Dead: In God We Trust
公開未定-0週末興収$1,466,812
累積興収$1,827,000
先週末(9月13日から9月15日まで)の北米興収ランキング、前週に引き続きティム・バートン監督の最新作『ビートルジュース ビートルジュース』(9月27日日本公開)がNo. 1を獲得。危なげなくV2を達成したとはいえ、2週目末の3日間興収は、1億ドルを突破した初週末の成績との比較で46.3%と、少々大きめの下落が気にかかるところだ。
その2週目末の終了時点で累計興収1億8700万ドルを突破し、2024年公開作の興収ベストテン入りを果たした『ビートルジュース ビートルジュース』。そのまま平日も興収を積み重ね、9月18日の水曜日には同じワーナー配給の『ゴジラxコング 新たなる帝国』(24)を抜き去ることにも成功。海外興収とあわせた全世界興収も2億7000万ドルを突破しており、1億ドルの製作費とマーケティング費用等を勘案しても、黒字収支がほぼ確定的な状態となった。
とはいえ先述の通り、下落率の大きさは懸念材料。9月19日に累計興収2億ドルに届いたものの、公開14日目での到達は、これまでオープニング興収1億ドルを超えた77作品(うち9作品は初週末で2億ドルに到達)のなかで、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(22)、『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(06)、『トランスフォーマー/ロストエイジ』(14)に次ぐ4番目の遅さ。比較的ライバルが少ないタイミングながら、想像以上に初動に傾き気味のようだ。
さて、2位に初登場を果たしたのは比較的最近日本で公開されたデンマーク映画『胸騒ぎ』(22)を、ブラムハウス・プロダクションズとジェームズ・マカヴォイのタッグでリメイクした『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(12月13日日本公開)。3375館で封切られ3日間の興収は1139万ドルと、今年のブラムハウス作品では『ナイトスイム』(24)のオープニング興収1179万ドルにあと一歩届かなかったものの上々の滑りだし。もちろん制作費は1500万ドルと低めなので、回収は問題ないだろう。
興味深いのは、批評集積サイト「ロッテン・トマト」での想像以上の高評価ぶりである。ここ最近批評家から辛辣な評価を受けがちなブラムハウス作品だが、本作の批評家からの好意的評価の割合は83%と、93%だった『M3GAN/ミーガン』(23)や87%だった『ハロウィン・キラー!』(23)に次ぐ高スコア。また観客からの好意的評価の割合は85%となっており、批評家と観客両方で80%以上のスコアを叩きだしたブラムハウスのホラーは『ブラック・フォン』(21)以来。久々に会心の一打となったのではないだろうか。
文/久保田 和馬
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