チウ・マンチェク
テンゴン
亡き父の形見である折れた刀を武器に、仇に挑む青年の戦いを描いた時代劇アクション。76年のジミー・ウォン主演作「独臂刀」(日本未公開)を、本作の後に「ダブルチーム」でハリウッド・デビューを果たしたツイ・ハークの監督・製作・脚本・編集でリメイク。製作総指揮はハークとコンビを組むレイモンド・チョウ、脚本はツイ・ハーク、ソー・マンシン、コアン・ホイの共同。撮影はコン・セイ、音楽はウィリアム・フーとウィリアム・ウォンの共同、主題歌は女優でもあるサリー・イップ、美術はウィリアム・チャン、ヤウ・ワイミン、ビル・ライ、編集はツイ・ハークとコン・マ、衣裳はウィリアム・チャン、アクション監督はユン・ブン、タン・ワイ、マン・ホイ。主演は「青蛇転生」「金玉満堂 決戦!炎の料理人」でもツイ・ハークと組んだウィン・ツァオ。共演は「ダブルチーム」のシャン・シンシン、「世界の涯てに」のチャン・ホー、「恋する惑星」のヴァレリー・チョウ、「新・欲望の街II 97古惑仔・最終章」のマイケル・ツェとジェイソン・チューほか。
暴力と殺戮が吹き荒れる時代。高名な刀匠(ウァイ・ティンチ)の娘リン(ソニー・スー)は、父の弟子テンゴン(ウィン・ツァオ)とチュタオ(チャン・ホー)が気に入り、自分を巡って争わせようと考えていた。テンゴンとチュタオはある日、仕事で町に出た時、ひとりの僧侶が猟師たちに惨殺されたのを目撃。チュタオは仇を討とうとするが、師に知られて仲間共々罰せられ、刀匠は自分の後継者はテンゴンにすると発表した。それを聞いたチュタオと仲間たちは夜になって武装して猟師たちの住処に出掛ける。仲間を止められず、裏切り者のように言われたテンゴンは静かに鍛冶場から去ろうとする。その時、リンと乳母が彼自身の秘密を話しているのを聞いた彼は刀匠を問い詰める。それにより、自分の父親は全身刺青の男ルン(シャン・シンシン)に殺され、刀匠が大事に奉っていた折れた刀はその時に父が使っていたものであることを知った。復讐に燃えるテンゴンは刀を持って飛び出すが、後を追ったリンが猟師の罠に掛かってしまう。彼女を助けようとしたテンゴンは右腕を失った挙げ句に崖下に転落。リンはチュタオたちに助けられるが、テンゴンの行方は知れなかった。彼を失ったリンは脱け殻のような日々を送り、見かねたチュタオは彼女を連れてテンゴン捜しの旅に出る。一方、重傷のテンゴンは荒野でひとり暮らす女、チョチン(チャン・ピクハ)に助けられる。過酷な運命を受け入れ、一時は平穏に暮らそうとしたテンゴンだったが、野盗たちに襲われてリンチに遭い、何もかも失う。焼け落ちた家の壁から出てきた剣技の本を見て戦う決心をしたテンゴンは、片腕だけの体で激しい特訓を始めた。そして父の形見の刀で必殺技を身に付けた彼は、再び現れた野盗たちを一瞬にして壊滅させた。その噂は広がって人々が彼を英雄として崇めるが、ふたりは宿命の仇を捜す旅に出る。一方、チュタオとリンはある町にやって来ており、チュタオは以前見かけて心に止めていた娼婦(ヴァレリー・チョウ)を見つけ、無理矢理連れ帰った。それを見たリンは彼を殺そうとするが、逆に監禁されてしまう。そこで彼女はチュタオやテンゴンが自分よりも娼婦のことを思い続けたことを知り、愕然とする。そこへ盗賊たちが現れてリンが連れ去られそうになるが、それを助けたのはテンゴンだった。ルンは刀匠が生きていることを知り、刀鍛冶場を襲う。刀匠やチュタオたちが絶体絶命の危機にさらされた時、テンゴンが現れて、激しい戦いの末にルンを倒した。テンゴンはその場から黙って去り、チュタオもまた去っていった。そして年老いたリンは、ずっと彼らふたりを待っていた…。
テンゴン
ルン
リン
チュタオ
刀匠
チョチン
娼婦
盗賊
ルンの部下
監督、脚本、製作、編集
脚本
脚本
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
音楽
美術、衣装デザイン
美術
美術
編集
主題歌
アクション監修
アクション監修
アクション監修
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