シベリア:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
シベリア
シベリア
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シベリア

1925年公開
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バートリー・キャンベル氏作の舞台劇に基いてイヴ・アンセル女史が脚色し、「迷路の乙女」「さすらいの人々」等と同じくヴィクター・シェルツィンガー氏が監督したもので「風雲急を告ぐ」と同じくアルマ・ルーベンス嬢とエドモンド・ロウ氏が主演し、ルウ・テレジェン氏、トム・サンチ氏、リリアン・タッシュマン嬢、ヘレナ・ダルギー嬢、ポール・バンザー氏、ヴァディム・ウラニエフ氏等錚々たる俳優連が助演している。

ストーリー

ロシア大革命の直前専制の暴戻に馴れたヴロンスキーは娘のソニア、息子のキリルがトルストイの人道主義にかぶれているのを憤り2人を追出してしまった。2人は人民のために努力することとなりリエゴル・カプランという革命主義者がいる村にやってきた。ソニアは小学教師としてキリルは医者として献身的に働いた。この村に聖彼得堡から税金取立ての役人がやってきた。その中の士官にレオニード・ペトロフという若い金持の貴族とコサック隊長ヴェトキンとがいた。キリルは革命家と目されて捕縛された。ソニアは学校を焼払われた憤りの余り兵士を鞭打った。そうして彼女も鞭打たれようとしたがペトロフに救われた。しかし彼女の罪は許されず捕らえられた。そうしてシベリア流刑に処せられることになった。父のヴロンスキーは謀反人を助ける必要はないと言って助けなかった。しかし親子の愛情は強く遂に悶死してしまった。かくてキリルは岩塩坑に働く囚人となって激しい労働を強いられソニアはただ監禁された。運命はペトロフとヴェトキンとをソニアのいる監獄の役人とした。ペトロフは深くソニアを愛したが彼女は自分たち姉弟の難儀の原因はペトロフに在りとして彼の助力を却けた。しかし彼は彼女のためにキリルの手紙を密かに彼女の扉の下に置いてやった。それを見たヴェトキンはソニアを捕え典獄の前に引出した。彼女は昏倒するまで鞭打たれた。ヴェトキンは彼女を運んで行って無抵抗の彼女に暴行を加えようとした時ペトロフが現れて2人の争闘となりヴェトキンは殺された。典獄は2人を銃殺の刑に処すると宣言した。折しも本国では革命が成就した。シベリアで2人が処刑されんとする時エゴルは革命軍を率いて来た。ソニアは救われたがペトロフは投獄された。エゴルは彼女に妻となってくれと言った。贅沢は思いの儘にさせてやると言った。エゴルは人民のために革命に左袒したのではなかった。キリルはそのためにエゴルと争って殺された。ペトロフは忠僕に救われてソニアに会い誤解も去って3人は橇に乗って逃げた。エゴルは部下と共に追った。しかしエゴルは狼の餌食となった。ソニアとペトロフは自由の天地アメリカに向った。

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作品データ

原題
Siberia
製作年
1925年
製作国
アメリカ
初公開日
1925年
製作会社
フォックス映画


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