ジャングルの怒り:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ジャングルの怒り
ジャングルの怒り
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ジャングルの怒り

1933年公開
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「十三日の殺人」「突進大飛行船」のロイ・ウィリアム・ニールが監督した映画でホレース・マッコイの原作をエセル・ヒルとドア・シャーリーが共同脚色した。出演者は「ジェニイの一生」「紅唇罪あり」のドナルド・クック、「赤道を泳ぐ女」「選手権目指して」のペギー・シャノン、「彼女の用心棒」「殺人魔の魂」のアラン・ダインハート、「凡その人生」「巨人ジョーンズ」のダッドリー・ディグス「風雲の支那」の森俊恵、ハロルド・ヒューバー等で、撮影は「突進大飛行船」のジョン・ステューマーの担当である。

ストーリー

南米ブラジルの密林の奥地マランガの集落にはアメリカ人タガートが独裁者の如く君臨している。彼は自分勝手なおきてを作っていたが、その中にも残忍なのは、盗みを働いた者を鰐の餌食とすることである。稀に来る邸汽船に上流地の探検を志して来たアメリカ人のアメリカに妹がのっていたが兄の方は熱病に係っていたので、マランガで下船して療養することとなる。酒飲みの医師パーリッシュの友人の若者アレンが自分の小屋を兄妹に提供したが、タガートは病人の妹ジョーンに懸想し、パーリッシュに麻酔剤入りの酒をのませ、看病を怠らせて病人を死に到らしめる。アレンは女というものに愛想を尽かしている女嫌いだったが、ジョーンのやさしい純真な気質には心を惹かれ、彼女を恋する様になる。ジョーンもアレンの一本気と男らしさに愛を感じる。アレンはジョーンをこの蛮境から救いだすために豹の皮を得て旅費にしようと考え、ジョーンの保護をパーリッシュに頼んで豹狩りに赴く。タガールは秘かにアレンを狙撃させに人を遣わすがその男は豹に襲われて惨死する。臨終にことの次第を告白したのでアレンはジョーンの身を気遣って豹狩りを中止して引き返す。タガールは同じくジョーンに懸想しているフレンチーを倒したところだったが、帰って来たアレンに窃盗の濡れ衣を被せるが、その罪はパーリッシュが引き受け鰐の餌食となってしまう。それと知ったアレンは親友の仇を討とうと決心する。折からタガートにすてられたハーフのチータは、パーリッシュが濡れ衣でタガートがアレンを謀殺そうとした真相を村人たちに告げる。その場に来たアレンはタガートを鰐の群の中に突進してパーリッシュの讐を報ずる。そしてジョーンと共に故国アメリカを指して帰って行く。

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作品データ

原題
Fury of the Jungle
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
コロンビア映画


[c]キネマ旬報社