ロザンナ・アークエット
ジョアンナ・ベイカー
伝説のダイバー、ジャック・マイヨールをモデルにフリーダイビングに命を懸ける二人の男を描いたリュック・ベッソン監督の名作をデジタル完全修復。出演は「デブラ・ウィンガーを探して」のロザンナ・アークエット、「マンダレイ」のジャン=マルク・バール、「アーマード 武装地帯」のジャン・レノなど。
1988年シチリア。難破船の解体作業中にダイバーが船内に閉じ込められてしまったと聞きつけ、エンゾ(ジャン・レノ)と弟ロベルト(マルク・デュレ)が現場に駆けつける。取り乱す現場責任者に1万ドルで救助を請け負うと申し出、大金をせしめたエンゾはその金で少年時代の親友ジャック・マイヨール(ジャン=マルク・バール)を探せとロベルトに命じる。同じ頃、保険調査員ジョアンナ・ベイカー(ロザンナ・アークエット)は、氷原で起きた事故調査のため、アンデス山脈にあるローランス博士(ポール・シュナール)の研究所を訪ね、ボンベも背負わずに氷の下の深い湖に潜っていくダイバー、ジャックに出会う。彼は潜水中の人間生理を研究する博士に協力してダイビングを繰り返していた。コート・ダジュールに戻ったジャックは、20年ぶりにエンゾと再会、エンゾは10日後にシチリアで開催されるフリーダイビングの大会に参加するよう告げ、ジャックの前に航空券を置いて去る。一方、アンナはローランス博士からジャックが大会に出場することを聞きつけ、上司を騙しシチリアへと向かう。いよいよ大会が始まり、ジャックは108メートルの潜水を成功させ、世界の頂点に立つ。その夜、ジャックとジョアンナは初めて愛を確かめ合うが、深夜ジョアンナが目を覚ますとジャックの姿はなく、海でイルカと泳いでいた。そんな彼を見てジョアンナはニューヨークに戻ることを決意する。エンゾは彼らが幼い頃を過ごしたギリシャで行われる第14回国際フリーダイビング大会で、ジャックと最後の対決をしようと決心するが、人間の限界を超えた行為に異議を唱えるローレンス博士の忠告で大会の中止が決定。だが、エンゾはそれを振り切って深海を目指し、そしてジャックも彼の後を追った……。
ジョアンナ・ベイカー
ジャック・マイヨール
エンゾ・モリナーリ
ローレンス博士
ダフィー
ノベリ
ロベルト
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