ヴァンサン・ランドン
ティエリー・トグルドー
ヴァンサン・ランドンが社会の厳しさの中で板挟みになる中年男を演じ、第68回カンヌ国際映画祭主演男優賞を獲得した人間ドラマ。失業したティエリーは苦労の末にスーパーの警備員として再就職。不正を告発した従業員が自殺し、会社の厳しい姿勢に疑問を抱く。ステファヌ・ブリゼ監督とヴァンサン・ランドンが「母の身終い」以来のタッグを組んでおり、ブリゼ監督もキリスト教徒の審査員が選ぶ同映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞した。
エンジニアとして働いてきた中年のティエリーは、集団解雇の対象となってしまう。ストライキを起こしてでも闘うと息まいていたものの、やはり会社を辞めることに。しかし頑固な性格も災いし、面接はうまくいかず、職業訓練の場では若い人から頑ななところを指摘される。厳しい状況下にある彼にとって、妻や障がいを持つ息子の存在が唯一の救いだった。エンジニア職の希望はかなえられなかったが、ようやくスーパーの警備員の働き口を見つけられたティエリー。それは、客だけでなく従業員にまで監視の目を向けるもので、不正を見つけ次第告発しなければならなかった。ある日、告発された従業員が自殺。ティエリーは会社側の厳しい対応に疑問を覚えるが……。
ティエリー・トグルドー
ハローワークカウンセラー
ティエリーの妻
ティエリーの息子
組合の同僚
ダンス教師
銀行マネージャー
監督、脚本
脚本
製作
製作
撮影監督
プロダクション・デザイン
編集
衣装
衣装
字幕
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