花澤香菜
ノエル
サンタクロースの手伝いを目指す少女の成長を綴った2014年公開の短編アニメ「サンタ・カンパニー」を、同作の監督を務めた糸曽賢志が長編化。クリスマスの時期、毎年ひとりで過ごすノエルは、ひょんなことからサンタクロースが所属する会社に迷い込んでしまう。声の出演は「夜は短し歩けよ乙女」の花澤香菜、「進撃の巨人」シリーズの梶裕貴。同時上映は「コルボッコロ」。
天真爛漫で活発な少女ノエル(声:花澤香菜)は、クリスマスが嫌いだった。両親は離婚し、一緒に住む父親も仕事に大忙し。クリスマスの時期は友達も遊んでくれず、今年もひとりぼっちかと憂鬱な気持ちで横浜の自宅に帰るが、なぜかそこには『サンタ・カンパニー』という会社が広がっていた。驚くノエルの目の前を飛んでいく大勢のサンタクロースたち。なんとサンタクロースは会社組織に属していたのだ。そんななか、ノエルはクリスマスにおける様々なカラクリを知ることになる。世界中の戸籍や金銭、家庭内環境などを管理し日々の安全を守っているサンタ部。物販業&運送業を行うプレゼント部。普段、トナカイの飼育や教育をしつつ、ITをはじめとした最先端技術を駆使して翻訳事業やナビ事業も行っているトナカイ部。そして一年に一度3つの部署が共同し、親御さんたちからの依頼を受け、自社自慢の能力を活かして安全にプレゼントを運ぶ事業を行う日がクリスマスイブだった。サンタ部に所属するベル(声:梶裕貴)や、プレゼント部のミント(声:戸松遥)たちに感化され、サンタ・カンパニーに入社することを決めるノエル。入社するための試験、プレゼントを配る冒険、途中に迫りくる恐ろしいムックとの戦い……。様々な困難の中でノエルは働く意味を導き出していく……。