モ’・ベター・ブルース:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
モ’・ベター・ブルース
モ’・ベター・ブルース
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モ’・ベター・ブルース

1991年2月15日公開
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ジョン・コルトレーンの「至上の愛」にのせて描く1人のジャズ・ミュージシャンの人生ドラマ。「ドゥ・ザ・ライト・シング」に続きスパイク・リーが製作・監督・脚本・出演を兼ね、撮影はアーネスト・ディッカーソンが担当。スパイクの父、ビル・リーが音楽を提供している。出演はほかにデンゼル・ワシントンら。

ストーリー

ブルックリン生まれのブリーク・ギリアム(デンゼル・ワシントン)は教育熱心な母親にトランペットを習った新しい世代のジャズ・ミュージシャンだ。才能にめぐまれているものの、音楽を愛する余り自己中心的になり、彼のバンドブレーク・ギリアム・カルテットのメンバーで、彼をライバル視するサックスのシャドー・ヘンダーソン(ウェズリー・スナイプス)とは衝突を繰り返していた。そんな彼には心優しい小学校教師インディゴ・ダウンズ(ジョイ・リー)とジャズ・シンガーのクラーク・ベダンコート(シンダ・ウィリアムス)の2人の恋人がいたが、ブリークは彼女たちの心をしっかりと見定めることをせず、どっちつかずの状態を続けていた。ある日のこと、バンドが演奏するクラブでインディゴとクラークが鉢合わせ、この期に及んでも曖昧な態度をとるブリークに愛想をつかしたクラークにシャドーが急接近、それを機にバンドの内紛まで一気に表面化した。一度に両方の恋人を失なったブリークは自分の音楽にも自信を失い始める。そんな中、ブリークの幼なじみでバンドのマネージャーのジャイアント(スパイク・リー)がブリークの度々の忠告にもかかわらず手を出していたギャンブルのつけがたまり、ついに元締めの手下に襲われ、止めに入ったブリークまでがトランペッターにとって生命とも言うべき唇を殴られ、再起不能になってしまう。失意の2年が過ぎた。今やシャドーとクラークのバンドが売れっ子になり、ジャイアントはクラブのドアマンをやっていた。そこへ再び現われたブリークはステージに上がり、トランペットを構えるが、もはやかつてのようにそれを意のままに操ることはできなかった。雨の中絶望をかかえてブリークが向かう先はインディゴの所しかなかった。その後また年月が過ぎジャイアントの立合いで結婚式を挙げたブリークとインディゴはブルックリンに家を構えた。そして、インディゴにトランペットを教えられる息子の姿にかつての自分を爪ね合わせるブリークは、改めて愛の重みをかみしめるのだった。

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作品データ

原題
Mo'Better Blues
製作年
1990年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル=UIP
初公開日
1991年2月15日
製作会社
40エイカーズ&ミュール・フィルムワークス作品


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