ガール6:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ガール6
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ガール6

1996年9月28日公開
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生活のためにテレフォン・セックスの仕事を始めた女優志願の女性の姿を、時にコミカル時にシリアスに描いた風俗映画。監督・製作は「クルックリン」のスパイク・リーで、日本では先に公開された「クロッカーズ」の前作に当たる。脚本はオビー賞受賞の女性劇作家スーザン=ロリ・パークスのオリジナルで、彼女の初の映画作品。エグゼクティヴ・プロデューサーのジョン・キリク、撮影のマリク・ハッサン・サイード、美術のイナ・メイヒュー、編集のサム・ポラード、衣裳のサンドラ・ヘルナンデスは次作「クロッカーズ」にも参加したリー作品の常連。音楽はプリンスが担当し、3曲の新曲を含む楽曲を提供している。主演は「ジャングル・フィーバー」「バットボーイズ」のテレサ・ランドル。共演は「バットマン・フォーエヴァー」のデビー・マザール、「クロッカーズ」のイサイア・ワシントンとジョン・タトゥーロ、「ブルー・イン・ザ・フェイス」のマドンナ、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のクエンティン・タランティーノ、「アンジップト」のナオミ・キャンベル、「ブルー・スチール」のロン・シルヴァーら多彩な顔ぶれ。

ストーリー

NY。オーディションの最中、映画監督QT(クエンティン・タランティーノ)からトップレスになるよう強要された女優の卵のジュディ(テレサ・ランドル)は、それを拒んだためにエージェントや演技コーチにも見放されてしまう。彼女は、生活費を稼ぐためにテレフォン・セックス・アポインターの仕事を始める。家庭的で母親のようなボスのリル(ジェニファー・ルイス)にガール6と名付けられた彼女は、「セックスだけではなく、相手の話に耳を傾け、親身になって味方になろうとするのが成功のコツ」とリルの講習を受ける。ガール6は瞬く間に才能を発揮。一方で万引き癖のある元亭主ジョー(イサイア・ワシントン)に所構わず付きまとわれながらも、ますます自由に憧れの存在に変身できる幻想の世界にのめり込んでいった。同僚のオペレーターのガール39(デビー・マザール)は何かとアドバイスをくれ、アパートに戻れば隣家のジミー(スパイク・リー)が相談に乗ってくれる。彼は熱狂的なスポーツ・ファンで、古い野球カードやスポーツ・グッズを利用してビジネスをやりたいという夢を持っていた。互いに夢追い人の2人は共感するものがあり親友だった。ガール6は職場でナンバーワンの売れっ子となり、ガンで死にかかっている母親を抱えたボブ(ピーター・バーグ)は常連客で、ガール6と話をしているだけで落ちつくと言い、彼女もお気に入りの客だ。この道のベテランのボス3(マドンナ)のアドバイスでアパートに電話を引き、自分の部屋での応対で彼女のセックス幻想はますますエスカレートしていくが、彼女の身を案じるジミーの忠告にさえ、テレフォン・セックスは女優になるための修行だと言い放つ始末。そんなある日、テレビはマンションのエレベーター・シャフトから転落し、危篤状態の少女アンジェラのニュースを報じる。ガール6は自分自身の行方を少女に見たのか、突如、強烈な不安にとらわれる。その不安に追い打ちをかけるように、彼女に袋を被せ、縛り着けてセックスしに行くと迫るサイコ男の電話に、ガール6は恐怖に震え上がる。彼女はその事件をきっかけに、このビジネスから足を洗う決心をした。つきまとう前夫ともきっちりケジメをつけ、スポーツ・グッズ店の開店も実現しないジミーに別れを告げた彼女は、貯金の一部を現に退院するアンジェラに贈り、本名に戻ってスターへの夢を追って、元気いっぱいハリウッドに向かう。オーディションでまた別の監督(ロン・シルヴァー)からヌードを強要されたが、きっぱり拒否し、再び歩き出した。

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作品データ

原題
Girl 6
製作年
1995年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス映画
初公開日
1996年9月28日
製作会社
40エイカーズ・アンド・ミューレ・フィルムワークス


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