着ればあなたもボンド!?ショーン・コネリーにロジャー・ムーア…歴代「007」の衣装コレクション
第1作『007/ドクター・ノオ』(62)で名優ショーン・コネリーが初代ジェームズ・ボンドを演じ、以来計6人の俳優によって半世紀以上もの間、受け継がれてきた「007」シリーズ。今年は6代目ボンドことダニエル・クレイグの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開が11月20日(金)に予定されており、現在BS-TBSでもシリーズ全24作が一挙放送されるなど、大きな盛り上がりを見せている。そんなタイミングで、歴代ボンドが着用した衣装の数々を再現した“007 ヘリテージ”コレクションが発売された。着れば誰もがボンドになれる(?)これらのアイテムを紹介したい。
英国流ラグジュアリーのライフスタイル・ブランドを取り扱う、ヴァルカナイズ・ロンドンより限定発売されている今回のコレクション。『007 スカイフォール』(12)でクレイグが着用したことでも注目され、ヒュー・ジャックマンやジェイ・Zなど、世界中のセレブリティも愛用する英国リゾートウェアブランド「オールバー・ブラウン」と「007」とのオフィシャルコラボレーションアイテムとなっている。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 公開を記念して、『007/ドクター・ノオ』から第13作『007/オクトパシー』(83)まで、ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーアらが演じるボンドが、劇中で着用したスイムウェアやハリントンジャケット、カプリシャツ、リネンのセットアップなどの大人の色気が漂うワードローブが復刻された。
ワイルド&セクシーなショーン・コネリー版ボンドのアイテム
コネリー版ボンドからは、『007/サンダーボール作戦』(65)で着用されたリネンシャツやギンガムシャツ、ストライプシャツに加え、『007/ドクター・ノオ』で履いていたトラウザーズといったアイテムが。カジュアルでありながら、フォーマルな雰囲気も漂っており、クールビズで職場に着ていくのにもよさそうなものばかり。
最多7作品でボンドを演じたロジャー・ムーア版のアイテム
『007/死ぬのは奴らだ』(73)から12年間で歴代最多の7作品に出演した3代目ボンドのロジャー・ムーア。ワイルド&セクシーなイメージのコネリーとは違い、紳士でエレガントかつユーモラスな新たなボンド像で人気を確立した。そんなムーア版からは、『007/黄金銃を持つ男』(74)でのサファリシャツや『007/ムーンレイカー』(79)の ハーフZIPニット、『007/ユア・アイズ・オンリー』(81)の デイショーツなどバラエティ豊かないアイテムがそろう。遊びから仕事まで、様々なシーンで活躍しそうだ。
出演作1本!ジョージ・レーゼンビー版の貴重なアイテム
コネリーが降板した後、ムーア以前にボンドを一度だけ演じたのがジョージ・レーゼンビー(レーゼンビー降板後、コネリーは第7作『007/ダイヤモンドは永遠に』(71)に出演し完全に降板)。オーストラリア出身で唯一のヨーロッパ圏外のボンドでもある、彼の出演作『女王陛下の007』(69)のアイテムもコレクションに並んでいる。リネン製のジャケットとトラウザーズで、さらりとした爽やかな着心地がこれからの夏シーズンにも重宝するだろう。
お手頃とは少々言い難い、この“007 ヘリテージ”コレクション。しかし、どれもハイクオリティなアイテムばかりで、一着だけでも欲しくなる。憧れの「007」ファッションを身にまとい、ボンド気分で出かけてみてはいかがだろうか?
文/トライワークス