シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』の撮影が再開!

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シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』の撮影が再開!

「ジュラシック・ワールド」の監視員、オーウェンを演じるクリス・プラット
「ジュラシック・ワールド」の監視員、オーウェンを演じるクリス・プラット写真:SPLASH/アフロ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた「ジュラシック・ワールド」シリーズの第3弾『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』の撮影が、イギリスにあるパインウッド・スタジオで再開されることが決まったと米「Variety」などが報じている。同作は現地時間の今年2月25日にクランクインしたものの、感染拡大を受け3月13日に撮影中断を発表。以降、リモートワークにて製作が進行していた。

報道によると、主人公オーウェン・グレイディ役のクリス・プラットと、エリー・サトラー役のブライス・ダラス・ハワードは近日中にロンドンへ入国する予定。政府の方針により2週間の自己隔離が必要になるため、実際に撮影に参加するのは7月6日を予定しているという。

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【写真を見る】シリーズの生みの親スティーヴン・スピルバーグ。監督作『インディ・ジョーンズ5(仮題)』が公開待機中写真:SPLASH/アフロ

今シリーズは、マイケル・クライトンによる小説をスティーヴン・スピルバーグ監督が実写化した『ジュラシック・パーク』(93)、2作目『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(97)、3作目『ジュラシック・パークIII』(01)として大ヒットを記録したのち、2015年に新3部作の第1弾『ジュラシック・ワールド』として復活。2018年には『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が公開され、3作目となる『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』(2021年6月11日全米公開予定)の完成に注目が集まっている。

約3年ぶりとなる最新作の監督を務めるのは、『ジュラシック・ワールド』で監督・脚本を手掛けたコリン・トレヴォロウ。脚本は、トレヴォロウ監督と『パシフィック・リム:アップライジング』のエミリー・カーマイケルが共に執筆する。

『ジュラシック・パーク』で古生物学者のアランを演じたサム・ニール
『ジュラシック・パーク』で古生物学者のアランを演じたサム・ニール写真:SPLASH/アフロ

また、今作は新旧作の出演者が共演することでも話題だ。『ジュラシック・パーク』からアラン・グラント博士役のサム・ニール、エリー・サトラー役のローラ・ダーンのほか、イアン・マルコム博士役のジェフ・ゴールドブラムが復帰。ほか、『ジュラシック・ワールド』に出演していたロウリー・クルーザース役のジェイク・ジョンソン、バリー・センベーヌ役のオマール・シーが再登場。『炎の王国』からはフランクリン・ウェブ役のジャスティス・スミス、ジア・ロドリゲス役のダニエラ・ピネダ、メイジー・ロックウッド役のイザベラ・サーモンが続投する。

ちなみに、本シリーズは『ジュラシック・ワールド』3部作として製作が進行していたが、最新作は“完結編”ではないよう。シリーズを手掛けてきたプロデューサーのフランク・マーシャルは、「3作目は完結編として構想されたのか?」との問いかけに「ノー」と回答。「新しい時代の幕開けです。いまや恐竜たちは大陸に、我々が暮らす中にいる。願わくば、長い間いてもらえればと思っています」と、シリーズが今後も続いていくことを示唆した。

撮影を再開するにあたり、ユニバーサルは約500万ドルを調達し、ウイルスの感染拡大を防止するために独自の安全規約を策定したことも明らかになっている。出演者とスタッフの健康を管理する医療施設が設けられるほか、関係者は検査と公衆衛生上のトレーニングを受けることが義務付けられた。また、検査を受け陰性であることが証明されない限りは現場に入れないなど、厳しい予防対策が実施されるという。

物語の詳細は明かされていないが、前作で野に放たれた恐竜たちと人間との新たな関係が描かれる予定。約3か月を経て撮影が再開されるシリーズ最新作の続報を待ちたい。

文/編集部

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