日本アカデミー賞三冠『新聞記者』や是枝裕和監督作『真実』などがWOWOWでテレビ初放送!
WOWOWにて日曜21時より放送の「W座からの招待状」。放送作家の小山薫堂とイラストレーターの信濃八太郎がナビゲーターを務め、製作費の大小やヒットの規模にかかわらず良作を厳選し届け続けている同番組で、7月19日(日)に『新聞記者』(19)が、8月23日(日)に『真実』(19)がテレビ初放送されることがわかった。
東京新聞の記者である望月衣塑子の著書を基にした『新聞記者』は、国家の闇に迫る若手記者とエリート官僚がそれぞれに信じる正義を見つけようともがく姿を描いた社会派ドラマ。”権力とメディア”、”組織と個人”のせめぎ合いを真正面から描き、第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞のほか、シム・ウンギョンと松坂桃李がそろって最優秀主演女優賞と最優秀主演男優賞に輝いた。
『真実』は、『万引き家族』(18)の是枝裕和監督がフランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎え初めて国際共同製作に挑んだ人間ドラマ。ある国民的大女優が出版した自伝本をきっかけに、彼女と娘の間に隠された愛憎渦巻く真実が露わにされていく。
今回放送の『新聞記者』について信濃は「この作品は過去の話でも外国の話でもなく、いまこの国で進⾏中のストーリーです。つまり僕もあなたも映っていないだけで、物語の⼀役を担っている」と熱いコメント。また、映画のセレクトについて小山は「自分では選ばないような作品もあえて味わってみる。それでもしおもしろかったら、こんなに幸せなことはありません」と言葉を寄せている。
このほかにも、俳優の水谷豊が脚本と出演を兼ねた監督第2作『轢き逃げ 最高の最悪な日』(19)や、深田晃司監督×筒井真理子主演の『よこがお』(19)、スティーブ・マックイーン主演の同名作をリメイクした『パピヨン』(17)など、テレビ初放送となる作品が多数ラインナップ。日曜の夜に隠れた名作と出会えるこの機会を、ぜひ楽しんでみてほしい。
文/トライワークス