『君の名前で僕を呼んで』に感銘を受けた…グザヴィエ・ドラン最新作の予告編が公開
『Mommy/マミー』(15)、『たかが世界の終わり』(17)のグザヴィエ・ドラン監督の最新作『マティアス&マキシム』(9月25日公開)のポスタービジュアルと予告編映像が公開された。
本作は、ティモシー・シャラメとアーミー・ハマー主演でふたりの青年の恋模様を描き話題を呼んだ『君の名前で僕を呼んで』(18)に感銘を受けたドラン監督が、新たに描く青春ラブストーリー。幼なじみのマティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(ドラン)が、友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じたことをきっかけに、秘めていた互いへの気持ちに気づき始める…。
本作でドランは、6年ぶりに自身の映画へ出演し、地元であるカナダのケベックで撮影を敢行。さらに、実際の友人たちに仲間役で出演してもらうなど、特別な思い入れが感じられる。
公開されたポスタービジュアルには、カメラを前にキスを交わすふたりの写真が配され、友情が恋に変わる瞬間が切り取られている。同じくキスシーンから始まる予告編では突如芽生えた感情に戸惑うふたりの様子が映しだされ、監督が美しさを追求したというクライマックスも垣間見ることができる。
恋するせつなさが凝縮されたエモーショナルな一作。ドラン監督が描く新たな愛の物語に期待が高まる。
文/富塚沙羅
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