2020年下半期〜2022年に公開されるマーベル&DC映画を総ざらい!【後編】
今年下半期以降に全米公開されるマーベルやDCのヒーロー映画を、2回に分けて紹介する本稿。『ブラック・ウィドウ』や『Eternals』を取り上げた前編では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期となってしまった作品を含め来年上半期までに全米公開を予定している8作品を紹介したが、後編となる今回は2021年下半期以降の公開作をチェック。
空前の大ヒットを記録した作品の続編やリブート版など、現在着々とプロジェクトが進行している作品を一挙に紹介していきたい。
『The Suicide Squad』
ジョーカーやハーレイ・クインといったDCコミックスの悪役たちが一堂に会し、全世界興収7億ドルを突破する大ヒットを記録した『スーサイド・スクワッド』(16)の続編となる本作。前作でデッドショット役を演じたウィル・スミスは出演しないことが明らかになっているが、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーをはじめ、ジェイ・コートニーやヴィオラ・デイヴィスらは続投。また新キャラクターとしてイドリス・エルバやジョン・セナ、タイカ・ワイティティらが出演。
メル・ギブソンやジャウマ・コレット=セラなどが候補にあがるなか、前作でメガホンをとったデヴィッド・エアーに代わり監督を務めるのは、「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン。すでに今年初旬に撮影を終えており、現在もリモートワークで編集作業が進められているとのこと。2021年8月6日に全米公開予定。
『The Batman』
DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)作品でバットマンを演じたベン・アフレックが監督と主演を務めるというプランで数年前からプロジェクトが動き始めた本作だったが、様々な紆余曲折を経てアフレックは降板。マット・リーヴスがメガホンをとり、バットマン役には「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソンが就任。DCEUとは異なる世界線で、バットマンことブルース・ウェインの若き日を描く物語になるということが明らかにされている。
ほかにゾーイ・クラヴィッツやピーター・サースガード、アンディー・サーキス、ジョン・タトゥーロ、ジェフリー・ライト、コリン・ファレルといった豪華なキャスト陣が参戦する本作は、今年1月に撮影を開始したものの新型コロナウイルスの影響で中断。先日には、本作に登場するゴッサム市警のスピンオフドラマがHBO Maxで配信リリースされることが発表されるなど、早くも新たなユニバースを構築。現時点で2021年10月1日に全米公開が予定されている。