2020年下半期〜2022年に公開されるマーベル&DC映画を総ざらい!【後編】
『Untitled Spider-Man Sequel』
『スパイダーマン:ホームカミング』(17)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)につづくMCU版「スパイダーマン」シリーズの最新作は、2021年夏の公開予定で進められていたが新型コロナウイルスの影響で製作に遅延が生じ、2021年11月5日の全米公開予定に。もちろんピーター役のトム・ホランドをはじめ、ゼンデイヤ、そしてジョン・ワッツ監督らも続投。ストーリーや正式なタイトルについても未だ明らかにされていない。
『Black Adam』
ハリウッドで最も稼げる男“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンがついにアメコミ映画に初参戦することで注目を集めている本作。ドウェインは『ジャングル・クルーズ』(2021年公開)に続いて、ジャウマ・コレット=セラ監督とタッグを組み、「シャザム!」の原作に登場する名物悪役を演じる。後述の『シャザム!』(19)の続編とのリンクがあるのかどうか期待は高まる限り。現在撮影に向けて準備が進められており、2021年12月22日に全米公開を予定。
『Thor: Love and Thunder』
前作『マイティ・ソー:バトルロイヤル』(17)に続いてタイカ・ワイティティ監督がメガホンをとる本作では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)にも登場したナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターが『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(13)以来のシリーズ復帰を果たすことに注目が集まっている。さらにヴィラン役としてクリスチャン・ベールが参戦することも明らかに。2021年秋の公開予定から延期となり、2022年2月11日の全米公開が予定されている。
『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』
2016年に公開された『ドクター・ストレンジ』の続編となる本作は、スコット・デリクソン監督に代わり「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督が久々にマーベル作品を手掛けることで大きな話題に。ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジはもちろん、バロン・モルド役のキウェテル・イジョフォーも続投。またスカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンの登場も明らかになっており、2021年にディズニープラスで配信が予定されているドラマシリーズ「WandaVision」とリンクするとのこと。現在もリモートワークで撮影開始に向けた準備が進められているようで、全米公開は2022年3月25日を予定している。
『Shazam2』
外出自粛期間中に自宅で撮影した短編ホラー作品を次々に発表しているデヴィッド・F・サンドバーグ監督が、前作に引き続いてメガホンをとる本作には、主演のザッカリー・リーヴァイの続投が決まっている。ストーリーについては明らかにされておらず、また当初2020年内にスタートする予定だった撮影もまだ目処が立っていないとのこと。サンドバーグ監督はリモート作業で脚本などの準備作業を進めていると明かしており、続報に注目したいところ。現時点では2022年4月1日の全米公開が予定されている。
『Black Panther2』
アメコミ映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートを果たし、全米興行収入ランキングで歴代4位となる7億ドルのメガヒットを記録した『ブラック・パンサー』(18)の続編がついに製作される。ライアン・クーグラー監督やチャドウィック・ボウズマンらの続投は明かされているが、他のキャストやヴィランなどについてはまだ未発表。あらすじも不明ではあるが、大きなポイントとしては本作からMCUの“フェーズ5”が始まるということだろう。2022年5月6日に全米公開予定。
『The Flash』
『ジャスティス・リーグ』(17)に続いてエズラ・ミラーがフラッシュ/バリー・アレン役を演じる単独映画。メガホンをとるのは「IT/イット」シリーズのアンディ・ムスキエティ監督で、最大の注目はティム・バートン版『バットマン』でバットマン/ブルース・ウェインを演じたマイケル・キートンがメンターとしての役割を担い、約30年ぶりにバットマンを演じる可能性があるということ。2021年に撮影が開始され、2022年6月3日の全米公開が予定されている本作。DCファンは続報を注視しておくといいだろう。