2020年下半期〜2022年に公開されるマーベル&DC映画を総ざらい!【後編】

コラム

2020年下半期〜2022年に公開されるマーベル&DC映画を総ざらい!【後編】

『Captain Marvel 2』

新たな監督就任の続報が待たれる『Captain Marvel2』
新たな監督就任の続報が待たれる『Captain Marvel2』写真:SPLASH/アフロ

MCU作品としては初の女性ヒーロー単独作として公開され、全世界興収11億ドル超えの大ヒットを記録した『キャプテン・マーベル』(19)。その続編となる本作は、90年代を舞台にした前作とは異なり現代の物語になるといわれている。ブリー・ラーソンの続投はほぼ間違いないものの、前作でメガホンをとったアンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督は続投しないとのこと。誰が新たにメガホンをとることになるのかも注目していきたい。2022年7月8日に全米公開予定。

『Spider-Man : into the Spider Verse2』

アカデミー賞受賞の『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編も!
アカデミー賞受賞の『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編も!画像は『スパイダーマン:スパイダーバース』(@spiderversemovie)公式Instagramのスクリーンショット

アカデミー賞長編アニメーション賞に輝いた『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)の続編となる本作。メガホンをとるのは「ジャスティス・リーグ・アンリミテッド」でシリーズを通して演出を務めたジョアキム・ドス・サントス監督。斬新な映像表現で大きな話題を集めた前作ではあるが、プロデューサーのクリストファー・ミラーは続編ではさらに革新的なスタイルが用いられることを自身のTwitterでにおわせている。2022年10月7日に全米公開予定。その出来栄えに期待したい。

『Aquaman 2』

DCEU作品ナンバーワンの大ヒットを記録した『アクアマン』の続編は2022年末に
DCEU作品ナンバーワンの大ヒットを記録した『アクアマン』の続編は2022年末に写真:SPLASH/アフロ

DCEU作品最大のヒット作となった前作『アクアマン』(18)。その驚異的な反響を受けて2019年2月にはやくも続編の製作が決定。前作に引き続きデヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリックが脚本を手掛けるとのことで、じっくりとストーリーの構築を図れるように余裕を持ったスケジュールが取られたとの見方も。ジェームズ・ワン監督の続投はまだ決定していないもののほぼ確実とも言われており、2022年12月16日に全米公開を予定しているが、今後さらに延びる可能性も否定できない。

2023年以降も注目作がいっぱい!

今年誕生80周年を迎えた「グリーン・ランタン」もリブート企画が進行中
今年誕生80周年を迎えた「グリーン・ランタン」もリブート企画が進行中画像はDCコミックス(@dccomics)公式Instagramのスクリーンショット

ほかにも、DCが長きにわたって映画化を計画し、一時は『アベンジャーズ』(12)でメガホンをとり『ジャスティス・リーグ』でザック・スナイダーから監督を引き継いだジョス・ウェドンがメガホンをとる予定で進められていた『Batgirl』(ウェドン監督は2018年に退くことを表明)や、ライアン・レイノルズ主演で映画化されるも興行的失敗に終わった『グリーン・ランタン』(11)をリブートする『Green Lantan Corps』も現在プロジェクトが計画されている作品の一つ。

後者は映画として製作されるのかHBO Maxでのシリーズ作品としてリリースされるのか未定とのこと。また、ギレルモ・デル・トロが数年前に脚本を執筆したり、ダグ・リーマンが監督に就任しのちの降板するなど情報が錯綜している『Justice League Dark』は、最近ではJ.J.エイブラムスのバッド・ロボットが製作に携わり、映画・テレビシリーズ両面で映像化されるという噂も。

ジェームズ・ガン監督は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の3作目も控えている
ジェームズ・ガン監督は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の3作目も控えている写真:SPLASH/アフロ

さらにMCU作品では2019年に行われたサンディエゴ・コミコンで発表された「ブレイド」の再映画化プロジェクトや、ジェームズ・ガン監督が自身のSNSで主要キャラクターの死を予感させる投稿をしたことでファンを騒然とさせた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの3作目、そして「アントマン」シリーズの3作目が“フェーズ5”のタイトルとしてすでに発表されている。

新型コロナウイルスの影響で、現在もハリウッドでは映画の撮影再開の目処が立っていないとも報じられており、紹介してきた作品の公開スケジュールも今後さらに変更になることは避けられないだろう。一刻もはやく映画を取り巻く環境が元通りになることを願いながら、今後も映画界を盛り上げてくれるヒーロー映画の動向をチェックしていきたい。

文/久保田 和馬

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